旅作家 とまこさん(後編)
「旅に出ると心が自由に!」
~世界を旅するおしゃれパッカー~

大の旅好き旅ふぇち「おしゃれパッカー部長」とまこさんのインタビュー後編。前編での“こだわりの旅仕度”や“海外でのコミュニケーション術”に続き、今回は、自身の考え方に影響を与えた旅の出来事について語っていただきました!
取材・文/甲斐真理愛(編集部)
「旅にでると心が自由に! 小さな悩みごととか、どうでもよくなっちゃう」
——とまこさん本当に旅が好きですね! 今まで何ヵ国くらい旅したんですか?
45ヵ国くらいですね〜
——45ヵ国とはすごいですね! 旅の良さってなんですか?
旅の良さは、どんどん心が自由になっていくことです!
——心が開放的になるってことですか?

あとは、「できないことはない」って分かったりするのもそう。アルゼンチンに世界で一番動く巨大な氷河があって。その氷河が何千万年もの時間をかけて、ちょこっとずつちょこっとずつ湖を目指して動いていて。私、その動く氷河を4時間くらい見ていたんですけどね~。それを見ていたら、何万年かかろうと進むのをやめさえしなければ、たどり着くんだということが分かって。そういう場面を旅で見ているから信じているんだと思います。「あきらめずにやりつづければできる」って。旅からそういう考え方をもらえたんですよ。
——とまこさんみたいな体験をしていると、小ちゃな悩みとかどうでもよくなりそうです~。 そうですね。悩みはあんまりない方だとは思いますね~。旅をすると心のストックができるというか、いろんな引き出しができるから悩みにくいのかも。「自分は今、イライラしてる!」って思ったら、旅の光景が入った頭のなかの引き出しをあけてリフレッシュするの。旅に行くとそういう、日常でもリアルな追体験できる引き出しを持てるのが、スゴくいいと思うんですよ。 ——心の引き出しにはどんな光景が入ってますか?いろいろあるんですが、まだ会社員だった頃、退屈だなぁ〜と感じた時に助けられたのが、朝日で真っ赤に燃えるアンナプルナって山の光景! ネパールで1泊200円の安宿に泊まった時に見たんですけどね、ちょうどその宿の窓からアンナプルナって山が見えて。それで、起きぬけに朝日で真っ赤に燃えているアンナプルナを見たんですよ。それはもう、すご〜くキレイで雄大すぎました! そんな光景を心の引き出しに入れて日本に帰ってきてほどなく就職。会社にいるのは、言ってしまうと退屈でした。でも、ココロの引き出しをあけてアンナプルナの圧倒的な情景に舞い戻ると、自分は広い世界に生きてるって実感できて。もう、とたんに細かいひっかかりなんてどうでもよくなって、いい気分になれるんです〜!
——う〜ん。うらやましい! 旅にでると心のキャパが広がりそうですね! なんだか私も旅に出たくなっちゃったな〜。 前編はコチラ:旅作家 とまこさん(前編)「カタコト英語でどこでも行ける!!」


