IELTS リーディングの注意点 2
TOEFLとIELTSの違いを知って、試験に役立てよう!
IELTSリーディングの2回目です。前回は問題数や時間、設問の種類といった基本情報を確認しました。今回は、60分という限られた時間で、3つのパッセージを読みこなし、問題に答えるためのコツについて紹介します。
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リーディングはまず設問を読む
他の検定試験でも同じですが、長文のリーディング問題を解くとき、先に設問に目を通しておいた方が時間の節約になります。
設問数が多くて忘れてしまいそうだったら、設問の半分から1/3を先に読んだ上で本文に入りましょう。
IELTSは問題用紙に書き込みOK
IELTSのリーディングは問題用紙への書き込みが許されています。英語の検定試験の中には、TOEICのように問題用紙に下線も引いてはいけないものもありますが、IELTSは大丈夫です。これを利用しない手はありません。
設問に目を通して本文を読み始めたら、解答の根拠になりそうなところや重要な箇所に線を引いておきましょう。複数の人名や地名が出てきて紛らわしい場合などは、メモもするといいでしょう。
情報を整理しておけば、読み返しを減らし、答えを探す時間を短縮することができます。
英語の長文を正確に速く読む練習
英語は日本語と違って単語と単語の間にスペースがあるわけですが、このスペースで一々立ち止まっていては、早く読めないのは当然ですね。だからといって、ピリオドやコマがあるところでしか切らなくてもやはり、文構造は見えにくくなります。
そこで、意味の切れ目ごとに文を区切って読むことが重要になります。どこが切れ目なのかすぐわかるようになれば、文意が速く正確に取れるようになります。
そのためには、一段落でも毎日英文に目を通したり、週に2,3度は英語の記事やIELTS問題集の本文を読んだりするといいでしょう。慣れないうちは、意味の切れ目にスラッシュを入れてもいいですね。
ここで切らなければいけないというルールがはっきりあるわけではありませんが、主語が長い場合は主語とその修飾語で一区切りです。助動詞+動詞もひとまとまりです。前置詞句、関係詞節、分詞修飾がどこからどこまでで、文のどの部分にかかっているのか、などを意識しながら読んでいくと、文意が明確に見えてくるはずです。
ライタープロフィール●外国語人 | |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |