IELTSアカデミック リスニングの注意点 4 セクション1を落とすな
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IELTSアカデミック リスニングの注意点 2で述べたように、リスニングは4つのセクションに分かれています。今回は、最初のセクション1で点数を上げる方法を探ります。
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IELTSリスニング セクション1は数字や名前がカギ
セクション1は、前にも述べたように英語のレベルとしては易しめです。
日付や番地、電話番号などの数字は頻繁に出題されるので、間違いなく聞き取れるよう練習しておきましょう。
特に、thirteen(13)とthirty(30), fourteen(14)とforty(40)など、似ているものに注意してください。
また、同じ数字が2回続くときは、double Xと言うので、戸惑わないようにしましょう。たとえば、1-2-0-0と英語で言うとき、one two double zeroと発音する場合があります。
人名や住所などの固有名詞も出題されます。ただ、難しいスペリングをヒント無しで書かされることはありません。スペリングをアルファベットで言われたときに間違いなく書き留められるようにしておけば大丈夫です。
人名では、full name(フルネーム)やfamily name(姓)、first name(名前)のほか、middle name(ミドルネーム)やmaiden name(旧姓)といった単語もチェックしておきましょう。
IELTSリスニング セクション1は初級者向け?
こう書いてくると、「セクション1は英語初級者が点をもらうためにあるのかな?」と思う人もいるかもしれませんが、それは少々早計でしょう。
本文には正解以外の紛らわしい情報が錯綜しているので、必要な情報を聞き分けなければならないからです。
内容としては、現代生活の中でよく出くわす日常的な場面で、難解な語彙はありません。しかし、以前の住所を聞かれているのに現住所を答えて言い直したり、出発の日を聞かれているのに到着の日を言ってしまうなど、惑わせるような要素が必ず入っています。ですから、やはり単語や数字などの細かい情報を聞き取るだけではなく、話の流れを聞き取る必要があります。
慌ててしまうと、全部聞き取れているのに、穴埋めにどの内容を入れたらいいかわからなくなるといったことも生じるでしょう。ケアレスミスをしてしまう可能性も少なくありません。
とはいえ、確かにセクション1は易しめです。理解するべき文脈も大してありません。
それだけに、つまらないミスをして点を落とさないよう、侮らず、しっかり練習しておきたいものです。
英検のように過去問は出ていませんが、ブリティッシュカウンシル公認の本番形式の問題集が出ています。これを模試として使用し、復習しておきましょう。
ライタープロフィール●外国語人 | |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |