毎日Eトレ!【1553】「付帯状況」を表す語句を上手に使おう!

デイビッド・セイン先生が教える
大学受験対策でおさえておきたい文法のポイント

セイン先生が大学受験対策で役に立つ英語をご紹介します。受験までの空き時間、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、「付帯状況」を表す語句を上手に使おう、です。

 

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The child fell asleep (   ) his teddy bear close.

その子はテディベアを近くにおいて眠りについた。

 

空所に入る前置詞は?

今回は「付帯状況」を表す語句の使い方を確認しておきましょう。空所に入るのは with です。「with+名詞」のあとに状態を表す語句(ここでは「近い」を表す形容詞 close)を伴って、「(名詞)を~にした状態で」という意味になります。

例文では、「彼のテディベアを近くにおいた状態で」と、子どもが眠ったときのことを説明しています。with は、このようにメインとなる動作に伴う状況(付帯状況)を表現するのに使える大変便利な前置詞です。

「with+名詞」のあとには、動詞の現在分詞(-ing)や過去分詞(-ed)が続くことが多いのですが、上の英文のように形容詞のほか、副詞や前置詞も使えます。たとえば、「その犬は耳を立てて床に横たわっていた」という意味の文 The dog lay on the floor with its ears up. では、副詞の up を用いています。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

He left the house (   ) his keys in his pocket.


彼は鍵をポケットに入れて家を出た。

 

▶この例文でも、同じく with が正解です。「with+名詞」のあとに、前置詞で始まる in his pocket という語句が続いて、「~をポケットに入れた状態で」という意味を表します。「付帯状況」という文法用語は少々いかめしい響きがありますが、こうした「with+名詞」に状態を表す語句を伴う形は、実際の英語でもよく使う自然な表現ですので、親しんでおくといいですよ。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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