毎日Eトレ!【1570】パソコンを「フライにする」とは?
デイビッド・セイン先生が教える
PC・スマートフォン関連の英語
英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。新入学、新入社と言うことで、PC・スマートフォンを使う機会が増えますよね。今回のテーマは、フライにする、です。
注目記事
小学校から英語の授業が始まりました。
教科書の勉強だけではなく、海外の講師と話すのも良いのではないでしょうか?
Cheer up! Englishでは話題の子どもオンライン英会話をご紹介!
詳しくはこちらのページへ!
A: I think one of the USB ports on this PC is fried. Do you have time to look at it?
B: Let's clean it out and see if that helps.
A: パソコンのUSBポートの一つが壊れたようなんだけど、ちょっと見てもらえない?
B: 掃除して、それで直るか確かめてみよう。
USBポートを見てもらえる?
通常、どのパソコンにも複数のUSBポート(USBケーブルを接続する差込口)が備わっていますね。上のAの発言にある one of the USB ports on this PC は「このパソコンにあるUSBポートの一つ」を表しますが、それを fried(油で揚げられた)と述べているのは一体どういうことでしょう?
動詞の fry には「油で揚げる、フライにする」という意味のほかに、熱などで電気製品を「壊す」という意味もあります。ですので、その受け身の fried が、ここでは「壊れた、故障した」という意味で使われているわけです。
その次の文の Do you have time to look at it? は「それを見る時間がありますか」→「ちょっと見てもらえませんか」という依頼です。USBポートの不具合は、案外ほこりなどが原因かもしれません。Bの Let's clean it out は「中をすべてきれいにしよう」という提案で、この out には「すっかり、完全に」というニュアンスがありますよ。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
A: One of the USB ports on this PC doesn't work anymore. Could you take a look at it?
B: It looks like there's dust in the port.
A: パソコンのUSBポートの一つが作動しなくなったんだけど、ちょっと見てもらえる?
B: ポートの中にほこりがたまっているみたいだね。
▶take a look at ... は、look at ... と同じ意味ですが、少し柔らかい印象があり、何かを確認するときの依頼・提案でもよく使われます。It looks like ... は「~のようだ、~らしい」と、見た目や状況から推測する際の定型フレーズです。dust は「ほこり」を表します。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
デイビッド・セイン先生の最新書籍はこちら!