毎日Eトレ!【1571】「used」の使い分けに気をつけよう

デイビッド・セイン先生が教える
大学受験対策でおさえておきたい文法のポイント

セイン先生が大学受験対策で役に立つ英語をご紹介します。受験までの空き時間、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、「used」の使い分け、です。

 

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We don't play basketball together these days, but we used to play together after school.

最近は一緒にバスケットボールをしないけど、以前はよく放課後に一緒にやったものだ。

 

過去の習慣? 慣れている?

今回は used を用いた紛らわしい言い回しをおさえておきましょう。上の we used to play together という部分に使われている〈used to+動詞の原形〉の形は、「よく~したものだ」という意味で、過去の習慣を表す表現です。「今はそうではない」という含みがあり、例文でも、最近(these days)の状況と対比して「私たちは(以前は)よく一緒にバスケットボールをした」という過去のことが述べられています。

used といっても、「使った」という意味ではないので要注意です。発音も「ユーズド」ではなく「ユースト」のようになります。この used は動詞の一種で、疑問文では Did he use to swim every summer?(彼は以前、毎年夏に泳いでいたのですか?)などと、通常の動詞と同じ形にするのが一般的です。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

They got used to using tablets instead of textbooks.


彼らは教科書の代わりにタブレットを使うことに慣れた。

 

▶この場合の used は形容詞で、先ほどの動詞の used とは使い方が異なるので気をつけましょう。be used to ... で「~に慣れている」、get used to ... で「~に慣れる」という意味になります。to のあとには名詞(句)または動詞のing形がきます。instead of ... は「~の代わりに」ですね。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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