IELTSアカデミック リスニングの注意点 9 セクション3の注意点 3

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IELTSリスニングのセクション3では、ディスカッションならではの出題も多いです。セクション3の傾向と対策をまとめてみました。本番で落ち着いて対処できるよう、準備しておきましょう。

 

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ディスカッションで誰の発言か問う問題

セクション3は複数の登場人物が出てくるので、それを言ったのは誰なのか、誰がどんな発言をしているのかといった問題も頻出です。

ふたりの人物が正反対の意見を持っているのであれば、どちらが何を言ったかについて混同することは稀だと思いますが、ふたりが同意見で共感しているセリフは、どちらの発言なのか覚えにくいですね。しかし、それを取り違えると、音声がすべて聞き取れたとしても間違った答えを選んでしまうことになります。

先読みの時間に設問を見て、誰の発言なのかを問う問題があったら、その点を特に意識して聞く必要があります。

教授と学生の対話など、一方が質問し、他方が答えるという対話の場合、どちらの発言か間違えることはほとんど無いでしょう。そのような問題はあまり出題されません。難しいのは、友達同士の対話や学生同士のディスカッションなど、同じ立場の人たちが対等に話し合っている場面です。その場合は、誰がどのセリフを言ったか覚えていることに神経を使う必要があります。

 

意見の相違を問う問題

ディスカッションですから、登場人物の意見の違いを問う問題も多いです。

といっても、ディスカッションのテーマに関わる重要な内容についての意見とはかぎりません。些末な部分での見解の違いかもしれません。

解答の根拠となる部分を聞き逃さないためには、やはり先読みがカギとなります。

 

IELTSリスニングの先読み

効率の良い解き方というのは、同じ問題であっても人によって違うものです。しかし、IELTSリスニングの選択問題の先読みに関しては、TOEIC®や英検®といった他の検定試験とは違うアプローチが有効ではないかと思われます。

他の検定試験では、先読みは設問のみに留め、選択肢は聞いた後で読むことをおすすめしています。間違った選択肢の情報が、悪しき先入観となって正確に聞き取れなくなる人も多いからです。

しかし、IELTSリスニングでは、設問に加えて選択肢も読んでおいた方がいいでしょう。理由としては次の3つが挙げられます。先読みの時間が比較的長いこと、聞いた後で吟味する時間が少ないこと、聞きながら解くと解答のヒントを聞きそこなう可能性があること。

思いがけない箇所が解答のヒントとなる場合も多いので、あらかじめ意識して聞くことで正答率を上げていきましょう。

 

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

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