毎日Eトレ!【1579】受け身で「可能」を表すフレーズ

デイビッド・セイン先生が教える
大学受験対策でおさえておきたい文法のポイント

セイン先生が大学受験対策で役に立つ英語をご紹介します。受験までの空き時間、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、受け身で「可能」を表すフレーズ、です。

 

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Not a single footprint was to be seen in the snow.

雪の中には足跡ひとつ見られなかった。

 

特殊な「to不定詞」の使い方

入試に備えるには、特殊な「to不定詞」の使い方も覚えておきましょう。

to不定詞は、be とともに用いて様々な意味を表せるのですが、今回はその中の一つ、「可能」の意味を取り上げます。be to do の形には、can do と同様に「~することができる」という意味があります。ただ、この場合、例文の to be seen(見られる)のように、to不定詞の部分は受け身になるのが一般的です。 この「可能」を表す「be+to不定詞」は主に否定文で用いられます。上の例文でも Not a single footprint ...(ただのひとつの足跡も~ない)と、否定語で始めていますね。

「not a+名詞」の形は、まったくないということを強調する表現です。ほかにも No help was to be found nearby.(近くで助けを見つけることはできなかった)のような使い方ができますよ。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

The answer was not to be derived from any of the books.


どの本からも答えは得られなかった。

 

▶この文でも「be+to不定詞」が受け身・否定の形になって「可能」を表しています。derive は「~を導き出す」という意味の他動詞で、was not to be derived とすることで「導き出されることができなかった」、つまり「得られなかった」という意味になります。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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