毎日Eトレ!【1583】前置詞の有無に気をつけよう

デイビッド・セイン先生が教える
大学受験対策でおさえておきたい文法のポイント

セイン先生が大学受験対策で役に立つ英語をご紹介します。受験までの空き時間、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、前置詞の有無に気をつけよう、です。

 

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The neighbors talked with each other.

隣人たちは互いに話し合った。

 

「お互い」を表す代名詞

意外と誤解しやすい each other の文法について確認しましょう。

日本語に訳すと each other は「お互いに」となることが多いので、副詞の働きをしているように感じられるかもしれませんが、実際には each other は代名詞として用いられます。そのため、例文の talked のような自動詞とともに使う場合、前置詞が必要になります。つい間違えて (x) The neighbors talked each other. のように言いがちですが、with(または to)を落とさないようにしましょう。

他動詞の場合でも見てみると、The siblings hugged each other tightly.(きょうだいは互いに強く抱き合った)という文では、他動詞 hugged とその目的語の each other が「お互いを抱きしめた」という意味を表しています。間に副詞を入れて、(x) The siblings hugged tightly each other. とするのは誤りです。each other は「代名詞」の役割をするということを忘れないでくださいね。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

The students smiled at one another.


生徒たちはお互いに微笑み合った。

 

▶代名詞の役割をするというのは、one another の場合でも同じで、上の前置詞 at を省くことはできません。each other は one another に言い換えることができます。なお、両者とも、主語には用いないという特徴もありますので、あわせて覚えておきましょう。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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