IELTSアカデミック リスニングの注意点 10 セクション4の注意点 3
TOEFLとIELTSの違いを知って、試験に役立てよう!
前回の記事では、IELTSリスニングのセクション4で内容が理解できるようにするにはどうしたらいいのか、具体的な勉強法を紹介しました。今回は一歩進んで、セクション4でもったいないミスを減らす方法について解説します。内容を理解した上で確実に得点しましょう。
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IELTSリスニング セクション4の記述式問題 文法にも注意
セクション4では、問題用紙に講義などの内容を要約した英文や表があり、その空欄に入る言葉を書くという問題がよく出題されます。
IELTSリスニングでは、どのセクションも設問の先読みが大切ですが、セクション4では、文構造や文法にも気を配る必要があります。他のセクションでは、記述式といっても数字や固有名詞、簡単な単語を入れれば済む場合が多いですが、セクション4はもう少し複雑です。
例えば、「この研究では特に研究者間の協力が大切だ」という内容を聞き取れたとして、空欄に名詞のcooperationを入れるのがふさわしいか、動詞のcooperateを入れるのがふさわしいかは、書かれている文の構造を見ないとわかりません。
空欄に入るのが名詞か動詞かを間違えると文が繋がらなくなってしまい、得点に繋がらなくなってしまいます。
IELTSもTOEICも言い換え(音声と設問で同じ内容を繰り返しながらも異なる単語や表現を使うこと)問題が多いのはこれまで度々述べてきた通りです。音声では動詞を使っていても、解答では品詞を変える必要があるかもしれません。
さらに、動詞の場合はsが必要かどうか、可算名詞の場合は複数か単数かまで気を付けましょう。
言い換え表現に対処するには
先読みのときとそっくり同じ単語が出てくるのを期待していると、大事なところを聞き逃してしまう可能性があります。
そのためにも、先読みの段階で空欄前後の単語だけではなく、テキスト全体に目を通しておくのが理想です。文脈を掴むことで、本文と違う表現があっても慌てずに対応できるはずです。
また、同義語にも反応できるようにしておきましょう。例えば、「促す」という意味を持つ単語でも、facilitate, encourage, help, promoteなどさまざまなものがあります。丸暗記より、普段英語に触れるときから意識しておくことが大切です。言い換え表現をたくさん知っておけば、ライティングやスピーキングでも有利になります。
ライタープロフィール●外国語人 | |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |