毎日Eトレ!【1585】doing と to do の使い分け

デイビッド・セイン先生が教える
大学受験対策でおさえておきたい文法のポイント

セイン先生が大学受験対策で役に立つ英語をご紹介します。受験までの空き時間、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、doing と to do の使い分け、です。

 

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The traveler forgot charging the phone and plugged it in again.

その旅行者は携帯電話を充電したことを忘れて、再び電源につないだ。

 

動名詞と to不定詞の意味の違い

他動詞のなかには、動名詞(doing)と to不定詞(to do)を異なる意味で目的語にとるものがありますので、使い分けられるようにしましょう。

例文のように、forget が動名詞を目的語にとると「~したことを忘れる」という意味になります。ここでの動名詞は、その時点よりも過去のことを表しています。一方、to不定詞を目的語にとると、たとえば The traveler forgot to charge the phone, and it died midday.(その旅行者は携帯電話を充電し忘れたので、昼に電池切れとなった)のように、「~することを忘れる」という意味になります。この to不定詞は、まだ実現されていないことを表す感じです。つまり、動名詞は「すでに起きていること」、to不定詞は「これからのこと」を表す傾向があります。もっとも動詞によっては両者が区別なく使われることもありますが、こうしたニュアンスの違いがあることを覚えておきましょう。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

He remembered calling his grandmother on her birthday last year.


彼は昨年の誕生日に祖母に電話したことを覚えていた。

 

▶動詞 remember の場合も、目的語に動名詞がくるか to不定詞がくるかによって違いが生じます。remember doing は「(過去に)~したのを覚えている」という意味です。これに対して、remember to do は「(これから)~するのを忘れない」ということなので、He remembered to call his grandmother on her birthday.(彼は誕生日に祖母に電話するのを忘れなかった)のように使います。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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