毎日Eトレ!【1591】補足や弁解に使える便利な構文

デイビッド・セイン先生が教える
大学受験対策でおさえておきたい文法のポイント

セイン先生が大学受験対策で役に立つ英語をご紹介します。受験までの空き時間、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、補足や弁解に使える便利な構文、です。

 

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She accepted the invitation to the party, not that she really wanted to go.

彼女はパーティーへの招待に応じたが、特に行きたかったというわけではない。

 

というわけではないが…

今回は「not that」を使った表現を学びましょう。この構文は、not that のあとに節(主語と動詞を含む語のかたまり)を続けて、「~というわけではない」という意味を表します。

例文では、彼女が「パーティーへの招待に応じた」という事実に対して、「(だからと言って)特に行きたかったというわけではない」と補足しています。この「not that+節」の形は、追加情報を挿入するような形で用いられるほか、文脈が明確なら独立したフレーズとして使うことも可能です。つまり、「Not that ...」だけでも単独の発言として成立することがありますが、その場合、完全な文には見えない独特の構文なので、英語のテストに出てきたときに戸惑わないようにしましょう。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

It’s not that I don’t want to help, but I’m really busy right now.


手伝いたくないというわけではないけど、今は本当に忙しいのです。

 

▶ここでは「not that+節」の前に It’s を付けることで、S (主語) +V (動詞) の構造を持つ完全な文になっています。この例文では、「not that」が弁解のフレーズとして使われています。手伝いを断る際に、「手伝いたくないから」というのが理由ではなく「本当に忙しいから」なのだと相手に伝えています。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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