毎日Eトレ!【1597】人の性格によって変わる? 前置詞の使い方
デイビッド・セイン先生が教える
大学受験対策でおさえておきたい文法のポイント
セイン先生が大学受験対策で役に立つ英語をご紹介します。受験までの空き時間、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、人の性格によって変わる? 前置詞の使い方、です。
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It is brave of Sarah to admit her mistake to the whole group.
全員の前で自分の間違いを認めるなんて、サラは勇敢だ。
It is + 形容詞 + of A to do
英語には「It is + 形容詞 + for A to do」(Aが~するのは…だ)という構文があり、意味上の主語 A の行動や状況について評価を述べることができます。しかし、使われる形容詞が clever(賢い)、kind(親切な)、generous(寛大な)など、人の性格や性質を表すときは、for A ではなく of A を用いて「It is + 形容詞 + of A to do」の形にする必要があります。
上の例文では、「グループ全員に対して自分の間違いを認める」というサラの行動について、人の性質を表す brave(勇敢な)という形容詞が使われているので、of Sarah となっています。ここで for Sarah とするのは誤りです。どちらの前置詞を選ぶべきか迷ったときは、その前の形容詞が、Aという人物の性質を表しているかどうかで考えてみてください。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
It was incredibly selfish of John to leave without helping his friends.
ジョンが友達を助けずに立ち去ったのは、非常に利己的なことだった。
▶別の例文を見てみると、ジョンの行動を通じて、その人の性質が selfish(利己的な)という形容詞で表現されています。そのため、ここでも for ではなく of を用いています。incredibly は「信じられないほど、非常に」という意味です。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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