八田流英会話道場:第六回
英語での実践的な自己アピールとは?

空手の型のように英会話をマスターしよう!

 

①20~30代の会社面接を想定した自己アピール

 

♠:I understand you are applying for a job at an IT company. 

IT関係の会社の仕事に応募したらしいね。(understandは「理解する」というよりも、「耳にした」というニュアンスI heardI knowよりも丁寧な言い回し。I understand from Mike.なら「マイクから聞いている」)

 

♦:Yeah, I am going to their job interview in a few days. 

そう、2,3日後には、面接が控えている。

 

♠:It must be a high paying job, because you already have a good job.

既に良い仕事をもっているのに、よっぽど給料が高い仕事なんだね。

 

♦:In fact I’ve always wanted to work in the IT industry and this company has a bright future. 

実を言うとIT業界で仕事してみたかったし、この会社には将来性がある。

 

♠:I think they are pretty demanding on their people. 

社員にとっては厳しい会社じゃないかな(demanding:要求が厳しい)

 

♦:I know that. But I’d like to give it a try. 

自分もそう思うけど、一度(その会社で働くことを)試して見たい。

 

♠:How are you going to sell yourself in the interview? 

面接では自分をどう売り込むの?

 

♦:Well, I have several points I ‘d like to bring up about myself. 

自分の良い点を幾つか紹介したいと思っている。(数の表現は「a lot of > several > some > a few」の順序で使うとよい。bring up:披露する、紹介する)

 

♦:Number one, I am a self-starter and also, I am a people person. I am always considerate of other people around me. 

第一に、自分は率先して動くタイプだ。次に、自分は人を中心に考えるタイプ。常に周りの人達を気にかけるよ。(self-starter:言われなくても自分から行動できる人。 people person:他者(集団)のことを考えながら動ける人)

 

♠:Well, that can be a positive and a negative point about you. 

それは、プラスの面でもあり、マイナスの面でもあるよね。

 

♦:Right. But I’m a goal-minded person. Once my goal is set in my mind, I never give up until I reach my goal.

その通り、しかし自分は目標意識が高い人間だ。一度目標を設定したら、目標達成するまでは絶対にあきらめない(goal-minded person.:目標意識が高い人間)

 

♠:Now, that can be considered a strength of yourself. 

それは、君にとって長所と言えるね。(consideredが使われている場合、ポジティブなイメージ)

 

♦:Also, I set a goal high enough for everyone so that they all work hard at it. And I make sure they are highly motivated. 

更には、一生懸命働くため、みんな(部下)には高い最適な目標を設定する。と同時に、全員をやる気満々にする。(この一文は複雑だが、型として使えるので、丸暗記するくらいでもいい)

 

♠:You must be a tough task-master. 

君はかなり厳しい上司だな。

 

♦:Maybe, but I always try to communicate with my own people.

確かに、しかし部下とのコミュニケーションは欠かさない。(英語には「subordinate:部下」という単語もあるが、経営学の教室でしか使わないような単語。「部下」はOwn peopleやeveryoneなど一般的な単語で言い表すのがほとんど)

 

♠:In addition to your individual skill set, your management experience should be a big plus. 

君の知識とか経験のみならず、管理者としての経験は大きなプラスだ。

 

♦:That is my second point. I definitely plan to stress on that point about myself.

そこが第二の点で、その点は間違いなく強調したいと思っている。

 

【英語こぼれ話】面接での殺し文句!

例文中に出てきた3つのキーワード、

(1)self-starter:言われなくても自分から行動できる人。

(2)people person:他者(集団)のことを考えながら動ける人

(3)goal-minded person:目標意識が高い人間

この3つは特に面接(interview)で有効なキーワードといえる。 「自己主張の弱さ」は、日本人の特徴として、よく指摘されることがあるが、自己主張は強ければいいというものでもない。組織というものはどこでも同じで、素直さや周囲との協調性、リーダーシップなど、集団で発揮される能力のほうが重宝される。もし英語で面接を受ける機会があったら、この3つのキーワードをぜひ自己アピールの中に入れてみて欲しい。きっとよい結果が生まれるはずだ。

 

<ほかの表現を読む>

①20~30代の会社面接を想定した自己アピール

②50代前後が社会貢献をアピール

③中学2、3年生による普段の生活に関するアピール


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