八田流英会話道場:第六回
英語での実践的な自己アピールとは?

空手の型のように英会話をマスターしよう!

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③中学2、3年生による普段の生活に関するアピール

 

♠:What makes you proud of yourself, Paul? 

ポール、君の自慢出来る事は何?

 

♦:Well, I look at myself as a good student at school and a non trouble-maker in our neighborhood.

えーと、学校では良い生徒と思われているし、家の近所で迷惑を起こさない事かな。(I look at myself as~:~と自己評価する。You look at yourselfで「自分を見てみろ(反省しろ)」という使い方をする)

 

♠:Your parents must be happy about you making good grades at school and a good kid at home. 

君のご両親は、学校では良い成績、自宅では良い行いの君に対して満足のはずだ。

 

♦:I think so. And also, I often look after my younger brother.

そう思います。それと、弟の面倒も良く見ます。(look after~:~の面倒を見る)

 

♠: What do you do? 

例えば、何をするの?

 

♦: I help him on his homework and I teach him on how to play my video games.

宿題を手伝ったり、僕のテレビゲームを教えたりしているよ。

 

♠:What about sports? Are you good at any sports? 

スポーツはどう? 何か得意なスポーツは?(Are you good at ~?で「~は得意?」)

 

♦:I’m a popular guy, when it comes to sports. They pull me into a lot of things like baseball, basketball and football.

ことスポーツに関しては僕の人気は高いんだ。野球、バスケやフットボールチームに誘われる。 (when it comes to sports:スポーツに関して、スポーツをするとき。pull me into:仲間に誘う)

 

♠:You must be pretty athletic.

君は運動に向いているんだ。

 

♦:Yeah, I’m pretty fast and physically coordinated.

うん、僕は早く走れるし、身体を動かすことに関して器用なんだ。

 

♠:That’s excellent.

そりゃ、優秀だ。

 

♦: But at the end of the day, I would rather focus on my studies. My dad wants me to be an engineer when I finish college.

でも最終的には、学校の勉強の方に力を入れる。お父さんは、大学を出てエンジニアになれといっている。(But at the end of the day:「でも最終的には」という表現の慣用句。rather A than B:「BよりむしろA」の「than B」を省略している形。一般的な「大学」はuniversity(総合大学)ではなくcollege.)

 

♠:Stick to it. You’ll be OK. 

根気よく頑張れよ。うまく行くはずだ。(stick は棒(くい)のこと。stick to ~:「~を根気よく頑張る(そこにくいを打ち込んだように)」という表現になる)

 

♦:Thanks.

ありがとう。

 

 【会話のヒント】自己アピールのコツ

自己アピールは、ともすれば単なる自慢話や経験談になりがちなので、T.P.O.を選んで行いたい。ただ成果を誇示するよりも、「(自分が対価を払ったことで)全体が上手くいった(弱者が救われた)のがうれしい」といった流れにすると印象がいい。 “謙譲の美徳”はアジアの文化と思われがちだが、他者を持ち上げ、自分を控えめに表現することで相手の印象がよくなるのは万国共通だ。ただ、単に自分を卑下する形にはならないようにしたい。

 

八田信男プロフィール

高校生のときから英語に興味を持ち、米軍キャンプに出入りをする。しかし、受験英語と実践の差に愕然とし、その後、生きた英語を学ぶために米国へ留学。シリコンバレーでビジネスマンとして活躍し、コミュニケーションスキルを磨き続ける。現在は第一線を退くも、責任のある立場を兼任。自らが体得した英語によるコミュニケーションのノウハウを広く伝えるべく、八田流英会話道場を設立する。

 

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文/八田流英会話道場当主・八田信男

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