毎日Eトレ!【1599】知覚動詞を受け身にするには?
デイビッド・セイン先生が教える
大学受験対策でおさえておきたい文法のポイント
セイン先生が大学受験対策で役に立つ英語をご紹介します。受験までの空き時間、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、知覚動詞を受け身にするには、です。
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The bird was observed to build its nest in the tree.
その鳥が木に巣を作るのが観察された。
to do の形に注意
学校でも習ったと思いますが、see, hear, feel などの「知覚動詞」では、たとえば see O do(Oが~するのを見る)という形のように、目的語のあとに to のない動詞を続けることができます。では、この形を、O を主語とする受動態に書き換えたらどうなるかと言うと、O is seen to do となり、to が現れる点に注意しましょう。
observe(観察する)という知覚動詞を例にとってみます。I observed the bird build its nest in the tree.(私はその鳥が木に巣を作るのを観察した)という文を受動態の言い方にすると、上の英語例文のようになります。build が to build に変わっていることがわかります。 なお、知覚動詞は、see O doing(Oが~しているのを見る)のように、目的語のあとに現在分詞をとることもできます。その場合は、受動態に書き換えても O is seen doing の形となり、to を用いることはありません。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
The comet was observed to pass near the Earth.
彗星が地球の近くを通過するのが観測された。
▶知覚動詞を受け身にする機会は少ないのですが、この例文のような言い方は可能です。to pass near the Earth と、ここでも to do の形になっています。能動態にした場合は、Astronomers observed the comet pass near the Earth.(天文学者たちは彗星が地球の近くを通過するのを観測した)のようになります。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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