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大人の学び直し英語【182】形容詞 -2-

品詞について

前回から形容詞のおさらいをしています。文の中の形容詞の用法としては、名詞を直接修飾する場合(限定用法)と、主語や目的語の補語になる場合(叙述用法)があります。今回の記事では、名詞を直接修飾する場合について解説します。

 

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形容詞の使い方 - 名詞を修飾する時は名詞が基本

英語では、形容詞は修飾する名詞の直前に置くのが普通です。

 

The book is full of useful information.
意味:その本は役に立つ情報でいっぱいです。

 

情報にはさまざまある中で、「役に立つ」情報に限定しているというわけで、「限定用法」と呼ばれています。文法用語は覚える必要はありませんが、自分で調べるときには便利なものです。

 

形容詞の使い方 - 名詞を修飾する形容詞を名詞の後に置く場合

「名詞を修飾する時は名詞の前」と上で述べましたが、その基本から外れる場合を押さえておきましょう。

1. 物や事を表す不定代名詞と一緒に使われる場合

something, anything, nothing, everythingなどの物や事を表す不定代名詞を修飾する場合、形容詞は常に後置されます。

 

There is something wrong.
(何かまずいことがある。)

 

Is there anything useful?
何か役に立つものがありますか?

 

注意:不定代名詞の中でも、人を表すevery bodyやno bodyにはこの用法はありません。直接形容詞で修飾することはできず、関係代名詞を介して次のように言います。
Anybody who is sad can come and talk.

 

 

練習問題

次の文のどこに( )内の語を加えたらいいか考えてください。
元の文は不完全な場合もあります。

1 That’s nothing. (exceptional)

 

2 I know someone who is in the field.(experienced)

 

3 I know teacher.(an experienced)

 

4 He cooked me something.(delicious)

 

5 My father bought a cake for my birthday.(delicious)

 

解答・解説・和訳

1 nothingの後(文末)
That’s nothing exceptional.
和訳:それは何も例外的なことではない。

 

2 isとinの間
I know someone who is experienced in the field.
-experienced in the fieldというまとまりは切り離せない
和訳:私はその分野で経験のある人を知っている

 

3 knowとteacherの間
I know an experienced teacher.
和訳:私は経験のある教師を知っている

 

4 somethingの後(文末)
He cooked me something delicious.
意味:彼は私に何かとてもおいしいものを作ってくれた。
-teacherは不定代名詞ではなく普通名詞なので普通に前に置く。

 

5 aとcakeの間
My father bought a delicious cake for my birthday.
-cakeは不定代名詞ではなく普通名詞なので、通常通り名詞の前に置く。
和訳:父は私の誕生日にとてもおいしいケーキを買ってくれた。

 

 

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

 

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