毎日Eトレ!【1613】知らないと間違える! 英語の「数え方」の落とし穴

デイビッド・セイン先生が教える
大学受験対策でおさえておきたい文法のポイント

セイン先生が大学受験対策で役に立つ英語をご紹介します。受験までの空き時間、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、英語の「数え方」の落とし穴、です。

 

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The farm had 50 head of cattle in the fields and 200 head of poultry in coops.

その農場では、草原に50頭の牛がいて、小屋に200羽の鳥がいた。

 

牧場で50頭の牛を飼っている

数え方が特殊な名詞の事例も覚えておきましょう。cattle は人に飼われている「牛」を表しますが、集合的に用いられて複数扱いとなり、単数形を持たない点に要注意です。個別の牛を指す場合は a cow や a bull などと表現し、cattle は群れを指す場合に用います。群れの頭数を表すときは head を使いますが、単複同形なので、複数の場合でも heads とはせず、50 head of cattle(50頭の牛)のように表現します。

同様に、例文中の poultry(家禽)も集合的な複数扱いの名詞で、ニワトリやアヒルなど家畜として育てられる鳥をひとまとめに指します。これも群れの数を表す場合は 200 head of poultry(200羽の家禽)などと表現します。なお、coop はニワトリなどの「小屋、囲い」という意味です。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

A herd of deer grazed by the trees, while a flock of sheep roamed the meadow.


鹿の群れが木々のそばで草を食み、羊の群れが牧草地を歩き回っていた。

 

▶動物の集合を表す英語をもう少し見てみましょう。herd も flock も「群れ」を意味しますが、herd は大型動物の群れに使われることが多く、flock は小型動物に使われる傾向があります。また、deer(鹿)や sheep(羊)は一般的な名詞と異なり、単数形も複数形も同じ形を用います。そのため、受験のときに誤って s を付けないように注意しましょう。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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