毎日Eトレ!【1617】疑問詞を用いた書き換え表現

デイビッド・セイン先生が教える
大学受験対策でおさえておきたい文法のポイント

セイン先生が大学受験対策で役に立つ英語をご紹介します。受験までの空き時間、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、疑問詞を用いた書き換え表現、です。

 

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She kept running the marathon, however exhausted her legs felt.

どんなに足がくたくたになっても、彼女はマラソンを続けた。

 

たとえ何があっても!

重要な書き換え表現をおさえておきましょう。however、whatever、whenever、whichever など「疑問詞 -ever」の形をもつ単語には、「no matter + 疑問詞」と同様に「たとえ~しても」という意味があります。whatever の場合ですと「たとえ何が~しても」という意味を持つので、Whatever happens, don't panic. という文は、No matter what happens, don't panic.(何が起きてもパニックになるな)と同じ意味を表します。 上の例文の however は、ここでは「しかし」の意味ではなく、「どんなに~しても」という意味です。

この文は no matter how を使って、She kept running the marathon, no matter how exhausted her legs felt. に書き換えることができます。「no matter + 疑問詞」のほうが口語的で、「疑問詞 -ever」は簡潔でフォーマルな印象です。なお、feel はものを主語として「~な感じがする、~である」という意味を表すので、her legs felt exhausted で「彼女の足がくたくたになった」という意味になります。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

You can pick whichever jacket fits you best from the rack.


どのジャケットでもご自分に一番合うものをラックからお選びいただけます。

 

▶今度は疑問詞 which に -ever をつけた whichever を見てみます。ここでの whichever は「…するものはどの~でも」という意味で、動詞の目的語になっています。このような場合、whichever を no matter which にそのまま置き換えると不自然な英文になります。「疑問詞 -ever」は、つねに「no matter + 疑問詞」に書き換えられるとは限らないので、要注意です。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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