毎日Eトレ!【1620】「耳コピ」も「アドリブ」もこれ一つ!
デイビッド・セイン先生が教える
音楽好きのための英語フレーズ

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。音楽に関わるフレーズを解説する今回のテーマは、「耳コピ」です。
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Emma never needed sheet music because she could play by ear, easily remembering melodies after hearing them just once.
エマはメロディーを一度聞いただけで簡単に覚えてしまい、暗譜で演奏できたので、楽譜はいらなかった。
耳で覚えて演奏する
楽譜なしで音楽を演奏することを、英語では play by ear と言います。日本語にも「耳コピ」という言葉があるように、「耳で覚えて演奏する」というニュアンスで、楽譜(sheet music)を見ずに、聞いたメロディーだけを頼りに演奏することを表します。He can play the violin by ear.(彼は楽譜なしでバイオリンを弾くことができる)のように、楽器名を入れて用いることもあります。この play by ear というフレーズは、「楽譜なしで演奏する」のほかにも、「臨機応変に対処する、成り行きに任せる」といった意味でも使われることがあります。たとえば次の英文のように用います。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
We had no setlist, so we just played it by ear during the concert.
私たちは曲目を決めずに、コンサートの成り行きに任せた。
▶この文は、あらかじめコンサートの setlist(演奏する曲目のリスト)を用意せずに、その場の流れで即興で曲を選んだことを表しています。このように play by ear は、計画を立てずにアドリブで対応するという意味にもなります。音楽以外の場面でも使えますので、ぜひ日常会話で活用してみてください。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
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日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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