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大人の学び直し英語【187】形容詞が補語となるとき

品詞について

前回までの記事で、形容詞が名詞を修飾する場合や、動詞の分詞が名詞を修飾する場合、そして形容詞を見分ける語尾についてまとめました。今回から、形容詞が補語となる場合について解説します。

 

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形容詞と名詞は切っても切れない関係

形容詞の用法は次のふたつに大別されます。

1名詞を直接修飾する
2名詞の補語となる

どちらにしても、文中に名詞がなければ形容詞の出番はありません。

前に、英文には必ず述語動詞が必要だと書きました。

 

Run!
意味:走れ!

 

このように、動詞一語でも英文は成立します。
これに主語として名詞を加えると、次のようになります。

 

The man ran.
意味:その男は走った。

 

名詞を形容詞で修飾すると次のようになります。

 

The young man ran.
意味:その若い男は走った。

 

ある種の動詞は主語と形容詞を繋ぐ

では、次の文はどうでしょうか。

 

The man is young.
意味:その男性は若い。

 

この例では、形容詞youngは名詞manを直接修飾するのではなく、isを介してmanの性質・属性・状態を表しています。
このような場合、youngは主語manの補語であると言います。文構造は次のようになります。

A 主語 + 動詞 + 主語の補語

この文型で使える動詞としては、be動詞(is, are, am, was, were)のほか、become(~になる)、seem(~と見える、思われる)、appear(~と見える、思われる)、look(~に見える)、feel(~に感じる)、smell(~な匂いがする)、taste(~な味がする)、sound(~に聞こえる)などがあります。

 

The man looks young.
意味:その男性は若く見える。

補語となるのは形容詞とはかぎらず、名詞の場合もあります。

 

He became a star.
意味:彼はスターになった。

 

次回は、目的語が補語を取る場合についておさらいしましょう。

 

 

練習問題

正しい文になるよう、( )の中から動詞をひとつ選んでください。

 

1 We (want/are/have) young.

 

2 My friend will (become/make/meet) famous.

 

解答・解説・和訳

1 are
和訳:私たちは若い。
-構文A

 

2 become
和訳:私の友人は有名になるだろう。
-構文A
-makeとmeetの直後に置けるのは名詞のみ。
-willは助動詞

 

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

 

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