毎日Eトレ!【1630】この楽器を使うと敬遠される?

デイビッド・セイン先生が教える
音楽好きのための英語フレーズ

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。音楽に関わるフレーズを解説する今回のテーマは、敬遠される楽器、です。

 

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Even though she guided the group to success, she didn't blow her own trumpet. she praised the team instead.

彼女はグループを成功に導いたにもかかわらず自分を誇らず、代わりにチームを称えた。

 

自画自賛を表すイディオム

今回ご紹介するフレーズは楽器に関するもので、blow one's own trumpet「自分で自分を褒める、自画自賛する」というイディオムです。文字通りには「自分自身のトランペット(ラッパ)を吹く」ということを表し、はっきりとした語源は不明ですが、かつてラッパを吹いて要人の到来を告げたことから発展して、「自分を誇示する」という比喩になったと考えられます。

例文では、didn't blow her own trumpet と否定形で使われており、「自慢を控えた、謙虚だった」というニュアンスになります。日常的にも、Stop blowing your own trumpet.(自慢するのはやめて)と、皮肉や冗談のトーンで使われることもあります。英語圏では、自分の実績をアピールすることが歓迎される場面もあれば、慎み深さが好まれる場合もあります。この言い回しは、そんな自己表現の微妙なバランスを反映しているかもしれません。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

He's always blowing his own horn, especially when supervisors are nearby.


特に上司が近くにいるときなど、彼はしょっちゅう手柄を自慢している。

 

▶この例文では、別バージョンの blow one's own horn を使っていますが、意味は blow one's own trumpet と同じです。ここでは上司(supervisor)がいるときなどタイミングを計算して「自分の実績を過剰にアピールする」ということを表しています。horn という単語には「角」の意味のほか、「ラッパ」や「警笛」など大きな音を出すもののイメージがあります。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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