幼児英語教育のウソ・ホント - 効果が上がる方法とは? -10- どう教えるのがいいのか
幼児英語教育について学びましょう

前回の記事では、英語教室の選び方について書きました。お子さんが楽しく通えることが大切ですが、もしかするとキャンディーをもらってもお子さんは楽しいと感じてしまうかもしれませんね。幼いお子さんにどんなアプローチが必要かを知っておけば、教室や先生を選ぶ目安にもなるでしょう。今回は、幼児に効果的な方法を解説します。
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幼稚園までは日本語を介さないで
年齢によって効果的な学び方は変わります。幼いお子さんの場合は、母語を学ぶのと同じように、英語に直接どっぷり浸かってしまうことが効果的です。単語を教えるなら、「花は英語でflowerだよ」と言ったり、flowerという文字を見せたりするのはお勧めしません。実際に花を見せてflowerと言ってあげるのが一番です。その時はハッキリと、十分大きな声で発音してあげます。花を見て、嗅いで、そっと触れて、flowerがダイレクトに頭に刷り込まれます。その際、いろいろと工夫しなければならない場合もあります。
例えばチューリップを見せながらflowerと言った場合、お子さんがflowerとはチューリップのことで、水仙は違うと思ってしまう可能性もあります。ではどうするかと言えば、さまざまな花を見せてその都度flowerと言ってあげればいいでしょう。「走る」「歩く」といった動作も同じです。実際に体を動かすのがベストです。一度で完璧に理解できなくてもかまいません。何度か経験を積み重ねるうちに、だんだんとわかってくればいいのです。
実物を見せるのが難しい場合は、写真や絵を使います。絵のフラッシュカードを使うのも効果的です。文字を書いたフラッシュカードは、もっと年齢が上がった時のためにとっておきましょう。
とりあえず意味がわかってもわからなくても良い
単語を教えるのは比較的簡単ですが、フレーズやお話はもう少し難しいですね。マンガのように流れのあるイラストを使ったり、絵本を読み聞かせたりするのも効果的です。
動画も使えるでしょう。その際、全部理解できないとしても、まったく理解できないとしても、気にしないことです。
お子さんの脳の中では、いろいろなことが起こっているのです。続けることが肝心です。
ライタープロフィール●外国語人 | |
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英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |