毎日Eトレ!【1631】長い主語に負けない! 核心部分を素早く見つける

デイビッド・セイン先生が教える
IELTSスコアアップのコツ

セイン先生がIELTS対策で役に立つ英語をご紹介します。欧米留学では必要になるIELTS、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、長い主語の文章から核心部分を素早く見つける、です。

 

【PR】LIBERTYの国内難関大学受験コースで、国内トップ校への進学を

LIBERTYの独自メソッド「グラマーテーブル」を知ることで、Verbは動詞ではないを理解し、英語という言語そのものを習得、完璧な英語を身につけて、志望大学を目指そう。

詳しくはこちら➤

 

 

The increasing number of international students applying for scholarships each year demonstrates a shift in global patterns of academic mobility.

奨学金に応募する留学生が年々増えていることは、学生の移動の国際的傾向の変化を示している。

 

文の骨格を明らかにする

IELTSのリーディングでは、長い主語の文に注意が必要です。正しく意味をつかむためには、主語の「かたまり」と述語の動詞を素早く見分けることが鍵となります。今回の例文を見てみましょう。主語は冒頭から each year まで、実に10語以上からなります。途中で現在分詞(applying)も出てきます。このように主語が長くて複雑な場合、どこからが述語部分なのかを見失いがちです。しかし、文の動詞 demonstrates(示している)にたどり着くことで、文の骨格が明らかになります。つまり、「増えている留学生数」が「~の変化を示している」という構造です。

IELTSの長文では、読みながら「このかたまりは主語だな」と意識し、述語動詞が出てくるまで焦らないことが重要です。とくに関係詞(who, that など)や分詞の後置修飾が入るとさらにややこしくなるため、述語動詞の位置を早めに予測する力が読解速度を左右します。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

The widespread belief that technology alone can solve complex social challenges is fundamentally flawed.


テクノロジーだけで複雑な社会課題を解決できるという広く信じられている考え方には根本的な誤りがある。

 

▶この文では、冒頭から social challenges まで11語が主語です。長い主語だと文意が分かりづらくなりますが、belief という「名詞」を軸に全体を見ると、その「信念」について is fundamentally flawed(根本的に誤っている)と述べている文の構造がすぐに理解できます。日頃から主語と述語を見つける訓練をしておきましょう。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

デイビッド・セイン先生の最新書籍はこちら!

【電子書籍付き】日経LissN 最新時事英語キーワード 2024-25 英語のニュースが聞ける・読める・わかる!
発売日:2024/3/12

 


おすすめ記事