毎日Eトレ!【1635】挿入句が意味の流れを妨げる?
デイビッド・セイン先生が教える
IELTSスコアアップのコツ

セイン先生がIELTS対策で役に立つ英語をご紹介します。欧米留学では必要になるIELTS、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、挿入句が意味の流れを妨げる、です。
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The new policy, though controversial within the expert community, has been widely accepted by the general public.
その新政策は、専門家の間で論争の的となってはいるが、一般大衆には広く受け入れられている。
補足的な内容に惑わされない
アカデミックな文章では、挿入句が意味の流れを断ち切る形で文中に差し込まれていることもあり、前後のつながりを見失わないように意識することが大切です。
今回の例文では、主語の The new policy(新しい政策)と動詞の has been との間に、though(~だけれども)で始まる長い挿入句があり、専門家の立場について述べられています。通常、こうした挿入句では、文の核となる情報(ここでは一般大衆の立場)ではない補足的な視点が差し込まれています。ですので、読むときは、「ここは一時的に本線から外れている」と思って、全体の骨組みを把握することに努めましょう。なお、though で始まる節では、この例文のように主語・動詞を省いて用いることもあります。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
The findings, while still preliminary, suggest a possible link between noise exposure and memory loss.
その研究結果は、まだ暫定的なものであるものの、騒音への曝露と記憶障害の関連性を示唆している。
▶この例文では、while still preliminary という節が挿入句となっています。while は「~だが」という譲歩を表しており、上の though の場合と同じように、主語・動詞が省かれています。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
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日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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