毎日Eトレ!【1636】「もう一度!」がうれしい感動の表現

デイビッド・セイン先生が教える
音楽好きのための英語フレーズ

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。音楽に関わるフレーズを解説する今回のテーマは、感動の表現、です。

 

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His first solo was so powerful that the audience asked for an encore before the final number.

彼の最初のソロ演奏が圧巻だったため、観客は最終曲の前にアンコールを求めた。

 

観客はアンコールを求めた

演奏会で曲を「もっと聴きたい!」というときに使われるのが、今回のキーワード encore(アンコール)です。これはフランス語由来の言葉で、観客が気に入った演奏者に対して、「もう一度」と追加の演奏を求めるときに、まさに日本語と同じ「アンコール」の意味で用います。例文では、ソロ演奏がすばらしかったので観客がもう一曲求めた、という王道の使い方をしています。ただし、英語ではこの表現の意味が比喩的に広がり、日常会話でも「予想外の再登場」や「食べ物のおかわり」などを表すことがあります。たとえば大物俳優の復帰や、政界へのカムバックといった、さまざまな文脈で使えるのが特徴です。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

That chocolate cake was amazing. It definitely deserved an encore.


あのチョコレートケーキは絶品だった。もう一つ食べたくなるほどだった。

 

▶この例では、encore が「おかわり」を表す比喩として使われています。deserve は「~に値する」という意味で、ここでは「間違いなくアンコールに値する(ほどおいしかった)」と、感動を強調しています。カジュアルな会話での、日常のちょっとした「もう一回」を表すのにもぴったりな表現です。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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