毎日Eトレ!【1638】ステージ上でカッコよく決めたときのひと言

デイビッド・セイン先生が教える
音楽好きのための英語フレーズ

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。音楽に関わるフレーズを解説する今回のテーマは、ステージ上でカッコよく決めたときのひと言、です。

 

注目記事

小学校から英語の授業が始まりました。
教科書の勉強だけではなく、海外の講師と話すのも良いのではないでしょうか?
Cheer up! Englishでは話題の子どもオンライン英会話をご紹介!

詳しくはこちらのページへ!

 

 

The DJ ended his set with a bold remix that had the crowd cheering. It was a true mic drop moment.

DJは大胆なリミックスで演奏を締めくくり、観客の歓声を浴びた。まさに決め台詞のような瞬間だった。

 

決め台詞のような瞬間

最後にビシッと決めた瞬間って、ちょっと誇らしくなりますよね? そんな場面にぴったりの音楽由来の表現が mic drop です。この言葉は、もともとヒップホップのラッパーなどが決め台詞を放った後に、「もう言うことはない」と文字通りマイクを落とす仕草から生まれました。そこから転じて、今では mic drop は、何かを印象的に締めたときの比喩として使われています。

例文では、DJが曲に思い切った変化を加えて観客を沸かせたその瞬間が、まさに mic drop の場面として描かれています。実際にマイクを落としたわけではなく、インパクトのある終わり方を表しています。ちょっとカッコつけたい場面で、ぜひ使ってみたい表現ですね。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

She gave the perfect answer in the meeting, then smiled and walked away like it was a mic drop.


彼女は会議で完璧な答えをして、ほほえんで堂々とその場を立ち去った。

 

▶この例文では、like it was a mic drop の形で、物理的にマイクを落とすということではなく、「完璧に場を締めくくる、堂々とその場を去る」という意味の比喩として使われています。このように、mic drop は音楽文化に限らず、議論やスピーチ、ジョークのオチなどでも見かけます。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

デイビッド・セイン先生の最新書籍はこちら!

【電子書籍付き】日経LissN 最新時事英語キーワード 2024-25 英語のニュースが聞ける・読める・わかる!
発売日:2024/3/12

 


おすすめ記事