毎日Eトレ!【1643】異なる順番に惑わされないようにしよう
デイビッド・セイン先生が教える
IELTSスコアアップのコツ

セイン先生がIELTS対策で役に立つ英語をご紹介します。欧米留学では必要になるIELTS、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、異なる順番に惑わされないようにしよう、です。
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Only after the final report was published did the committee acknowledge the errors in their methodology.
最終報告書が発表された後になって、委員会は自らの手法の誤りを認めた。
倒置構文に要注意!
問題文では、語順が通常と異なる「倒置」が登場することがあります。ある要素を際立たせたりするために使われる形式ですが、主語や動詞を見失わないように注意しましょう。
今回の例文では、一見すると the final report was published が主語と動詞のように見えてしまうかもしれません。しかし、本当は the committee が主語であり、通常の語順なら The committee acknowledged the errors in their methodology only after ... という流れの文になります。Only after the final report was published が文頭に出たことで、それに続いて did the committee acknowledge という「倒置」が発生したわけです。このように only when、only if、not until などの句が文頭に出てきたら、「倒置が起きているかもしれない」と構えて読む習慣をつけましょう。また、倒置構文は強調目的で使われることが多いため、筆者の主張ポイントを示す合図とも言えます。「何を強調しているか」に目を向けると読みやすくなります。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
Rarely have scientists encountered such unexpected results in a controlled laboratory setting.
管理された実験室で科学者がこのような予想外の結果に直面することはめったにない。
▶この rarely(めったに~しない)のような否定語が文頭に置かれると、倒置が生じて「助動詞+主語+動詞」などの形になります。この文では、通常の scientists have encountered とは異なる語順になっています。注目を促すために否定的な語(rarely、never、little など)が文頭に出ることがありますが、そんなときは語順の変化に惑わされないようにしましょう。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
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日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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