毎日Eトレ!【1644】料理をさっと作るときのイディオム

デイビッド・セイン先生が教える
料理にまつわる美味しい英語表現

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。今回から料理に関する英語を学んでいきます。第一回は、料理をさっと作るときのイディオム、です。

 

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After getting home late, she managed to whip up a tasty omelet using leftover vegetables and cheese she found in the fridge.

遅く帰宅したあと、彼女は冷蔵庫で見つけた残り物の野菜とチーズを使って、美味しいオムレツを手際よく作ることができた。

 

冷蔵庫の残り物でもうまくいく!

疲れていて料理を一から始める気力がなくても、ちょっとした工夫で満足できる一品が作れることってあると思います。今回の英文は、そんな「簡単だけどちゃんと美味しい料理」をテーマにしています。

注目したいのは whip という動詞です。もともとは「むちで打つ、強く叩く」といった意味ですが、料理の文脈では「泡立てる、勢いよく混ぜる」という場合に用います。この単語の持つ素早い動きのイメージから、whip up(さっと作る)という表現が生まれ、料理を素早く用意することを表します。ですので、whip up a tasty omelet は「美味しいオムレツを手早く作る」という意味です。例文に出てくる leftover は「(料理の)残り物、食べ残し」を表し、fridge は refrigerator(冷蔵庫)の短縮語です。日常の料理シーンから、英語のボキャブラリーをどんどん増やしていきましょう。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

This recipe calls for the cream to be whipped into stiff peaks and then letting it chill for an hour.


このレシピでは、生クリームを角が立つまで泡立ててから1時間冷やす必要がある。

 

▶ここでは whip が 「泡立てる、かき混ぜて空気を含ませる」という意味で使われています。特にお菓子作りではよく出てくる単語です。日本語でも「ホイップクリーム」と言うので、なじみがあると思います。stiff peaks は「しっかり角が立った状態」を表す料理用語です。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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