幼児英語教育のウソ・ホント - 効果が上がる方法とは? -17- おうち英語のメリットとデメリット
幼児英語教育について学びましょう

「幼児英語教育のウソ・ホント13」で、英語のテレビを見ているだけで英語が話せるようになった例もあると書きました。英語教室に通ったり、オンラインレッスンを受けたりする代わりに、家庭で英語に触れさせてあげるのもひとつの方法です。お家英語には、どんなメリット、デメリットがあるでしょうか。
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お家英語の5つのメリット
1. 頻繁に英語に触れられる
語学力向上の原則として、できるだけ頻繁にその言語に触れるということが挙げられます。1週間に1回長時間学習するより、数回に分けた方が効果的です。1日の学習時間も分散した方が身に付きやすいと言われています。これはどんな年齢の人にもあてはまることですが、幼児は特に、ひとつのことに集中できる時間が限られています。そのため、3~5分の隙間時間を利用し、毎日でもできるお家英語は身に付きやすいと言えるでしょう。
2. 英語の聞き流しができる
意識的な学習と同時に、無意識に耳に入ってくる聞き流しを併用すると効果が上がるようです。お家英語なら、遊びながら自然と聞き流しができますね。
3. 送り迎えの必要がない
忙しい保護者にとって、送迎の負担がないのもお家英語の魅力。子どもは大人のストレスを敏感に察知するので、お家の人にとって無理のない方法を選びたいですね。
4. 保護者が見守ることができる
幼いお子さんは、保護者が見ていないところで何か問題があっても、うまく伝えることができません。見守ってあげることができれば安心ですね。また、お家の人がほめることでお子さんのモチベーションは高まります。お家英語なら、良いタイミングでほめてあげることができるでしょう。
5. 世界中どこにいても英語に触れられる
英語教室や英語保育園が通える場所にはないというご家庭も多いでしょう。その場合はオンラインレッスンかお家英語ということになりますね。教材を取り寄せたり、オンラインの動画を利用したりするなら、どこにいても英語に触れることが可能です。
お家英語のふたつのデメリット
1. 先生やほかのお子さんと直接触れ合えない
お子さんの世界が外へと広がるにしたがって、お友達の重要性が高まっていきます。そうすると、お友達との世界でシェアできないものは、魅力が薄れてしまいます。また、お家英語では、ネイティブの先生の表情やしぐさも、映像を通して見るだけとなります。
2. 保護者の手助けが必要
先ほどメリットの4に挙げた「保護者が見守ることができる」を逆にすれば、保護者が介入する必要があるということになります。
最近はさまざまな英語教材があり、幼いお子さんがひとりでできるよう工夫されているものも見うけられます。そうでない場合は、毎回手伝ってあげなければならないでしょう。
お家英語だからといって、保護者自身が英語ができたり、英語を教えたりする必要はありません。とはいえ、自然と英語に触れられる環境を整えてあげるのは大切なことです。
こうしたメリット、デメリットを踏まえて、お子さんやご家族に合った方法を試してみるといいでしょう。もちろん、レッスン+お家英語という選択もあります。
ライタープロフィール●外国語人 | |
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英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |