毎日Eトレ!【1647】設問と本文をよく見比べよう!

デイビッド・セイン先生が教える
IELTSスコアアップのコツ

セイン先生がIELTS対策で役に立つ英語をご紹介します。欧米留学では必要になるIELTS、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、設問と本文をよく見比べよう、です。

 

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Multitasking can lower productivity because it increases ..........

マルチタスクは( )を増大させるので、生産性を下げる可能性がある。

 

文完成問題の注意点

今回は、IELTSリーディングの文完成問題の練習として、上の空所に入る語句を次の本文から選んでみましょう(語数は "no more than two words" とします)。

Recent studies suggest that multitasking may reduce overall productivity by increasing the brain's cognitive load. In particular, task-switching appears to impair memory retention and increase distraction.(最近の研究によると、マルチタスクは脳の認知的負荷を増大させ、全体的な生産性を低下させる可能性がある。特にタスクの切り替えは記憶保持を損ない、注意散漫を増長させるようだ)

設問文には Multitasking can lower productivity とあり、それに対応する本文の内容を探すと multitasking may reduce overall productivity が見つかります。その原因について、by increasing the brain's cognitive load(脳の認知的負荷を増大させることによって)と書かれていますので、ここから cognitive load を選べば正解になります。

このように設問文と本文をしっかり見比べれば、答えるのはそれほど難しくないはずです。文完成問題の注意点は、本文からそのまま抜き出すことです。別の言葉にパラフレーズしたり、語尾を変えたりしてはいけません。また、語数制限を守ることも大切です。今回の設問では「2語を超えないこと」なので、1語または2語の範囲で選びます。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

One negative effect of switching between tasks is poor ..........


タスクの切り替えによる弊害の一つは乏しい(  )だ。

 

▶同じ本文を用いた別の穴埋め問題を見てみましょう。主語は One negative effect、つまり「弊害の一つ」なので、タスクの切り替えに関して述べられた memory retention と distraction のどちらかが空所に入ると想定されます。空所の前の poor(乏しい)に対応する本文の語は impair(損なう)だと気づけば、2つの候補のうち memory retention(記憶保持)が正解だとわかります。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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