毎日Eトレ!【1706】主張をやわらかく提示する定番フレーズ
デイビッド・セイン先生が教える
英検上級レベルの英語感覚
英検上級レベルについてセイン先生に解説してもらいます。
今回は、主張をやわらかく提示する定番フレーズです。
注目記事
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It can be argued that governments have a responsibility to regulate social media platforms more strictly.
政府にはソーシャルメディアをより厳しく規制する責任があると言える。
断定せずに適度な距離感を保つ
英検のライティングでは、テクノロジーと表現の自由をめぐるテーマが出題されることも多いです。そこで自分の考えを述べるときに役立つのが、It can be argued that ...(〜だと言える)というフレーズです。動詞 argue には「主張する」という意味があり、このフレーズでは can を用いて「主張することができる」=「そう主張する立場は成り立つ」と一歩引いた形で意見を出しています。これが唯一の正解だと言い切らず、あくまで議論の一案として提示しています。上の例文でも「政府がSNSを規制すべきだ」と断定しているわけではありません。英検のエッセイでは、この距離感が重要です。読み手に押しつけがましい印象を与えにくく、「そう考える理由はある」という含みがあるので、あとに続く段落で理由を展開しやすくなります。 なお、It can be argued that ... は、エッセイの書き出しのほか段落の途中でも使えます。たとえば、After considering these points, it can be argued that stricter regulation is necessary.(これらの点を考慮すると、より厳しい規制が必要であると主張できる)のように、それまでの議論の流れを踏まえた暫定的な結論として置くこともできます。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
One could argue that stricter rules may limit freedom of expression.
より厳しい規則は表現の自由を制限する可能性があるとも言えるだろう。
▶こちらの One could argue that ... は、先ほどの It can be argued that ... とほぼ同じ意味ですが、さらに控えめな響きがあります。書き手の立場を前面に出すのではなく、「そう考える人もいる」と距離を置いて述べる表現です。議論をバランスよく展開したいときや反対意見を紹介する場面で使われます。英検のライティングでは、こうしたフレーズを使って慎重さを示したほうが、客観性のある文章に見えます。
| 講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
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日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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