八田流英会話道場:第七回
相手に忠告や注意をするパターン

空手の型のように英会話をマスターしよう!

 

① 同年輩の社員への忠告

 

♠:You must have been crazy to have made that customer mad.

お客さんを怒らすとは、気でも違ったのか!(日常会話ではangryはあまり使われず、madが使われる)

 

♦:Well, he just wouldn’t listen to me. He messed it up for himself.

えーと、この客は僕の言っている事を全然聞いてくれなかった。これは彼が起こした問題だ。(文脈で否定文ということが推測できるのでwouldn’tを使っている。しかし、発音に自信がない場合、would not とはっきり離して発音したほうがいい。Mess ~ up:「~を滅茶苦茶にする」)

 

♠:John, you don’t know what you are talking about. 

ジョン、君は自分が何を言っているか分かってないな。(これは怒った時に使う常套句。使いやすい文章なので丸暗記を。最初に相手の名前を呼ぶのは相手との距離を近づけるテクニック)

 

♦:You can only do so much to help a customer. 

客にしてやれる事にはそんなにたくさんないよね。(これも言い訳の常套句。onlyが分量を限定し、かつ否定の意味になる)

 

♠:John, listen to me. He is not just an everyday customer. He is a good customer. You know that. 

ジョン、良く聞けよ。この客はそのあたりにいる普通の客とは違う。お得意さんだ。それは君もわかっているはずだ。(管理者の常套句。everyday customer:一般の客)

 

♦:Yeah, I know. But I was so frustrated because he wouldn’t listen to me.

それは分かっている。しかし、彼が僕の言っている事を聞こうとしなかったので、僕もイライラしていた。

 

♠:I always tell you ‘the Customer is King’, the customer pays our bills. How come you forgot about that? 

僕がいつも言っているだろ。顧客が王様、顧客のお蔭で経費が賄えている。どうしてこの事を忘れたんだ。(「How come」=「why」。例文のHow come you forgot ~はWhy did you forget~と同じ。口語で使われるスラング)

 

♦:He is not my kind of people. 

彼とは気が合わなかった。

 

♠:Who cares who you like or dislike.. We like good customers like him. Don’t you understand that? 

君が誰を好きか嫌いかなんて知らない。我々は彼みたいなよいお客が好きだ。これが分からないのか?(Who cares:「知るか!」)

 

♦:Ok, I will be more careful from now on. 

これからは注意するよ。(from now on:これから)

 

♠:John, I personally like you, but if you do this again, I will tell our boss about you. Then, he might replace you with someone else who can understand what I am saying. 

ジョン、僕は君が個人的には好きだ。しかしまた同じような問題を起こしたら、僕は上司に君の事を報告する。そうなったら、ボスは、私の言っている事を理解出来る人と君を取り換えるよ。(replace:配置換え。Fire)よりもやんわりした表現)

 

♦:OK, you made your point. 

オーケー,君の言っている事は良く分かった。(主語を相手にすることで相手を立てている)

 

 【英語こぼれ話】

言い訳文化

アメリカにおいて顕著だが、何かに関しての不備を誰かに指摘した場合、とりあえず言い訳が返ってくることがとても多い。自分の非を認めると責任が発生するお国柄によるものだが、それを鵜呑みにして引き下がっていては、人を管理することはできない。ありとあらゆる言い訳を駆使して責任逃れをしてくる相手には、論破を試みるよりも、やらなくてはいけないことを明確にして、繰り返し、それをやらないとどういうことが起こるかをはっきりということが大切だ。

 

<ほかの表現を読む>

①同年輩の社員への忠告

②上司から部下への注意

③中学2,3年生の子供を叱る


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