ビジネスマンにとってマインドフルネス

と同じくらい大事なものは内臓だった! 

日本人の知らない 海外就職で本当に必要なスキル

ウルフルズの「ガッツだぜ!!」が流行したのはもう20年も前のことですが、ガッツとは英語でGUTS、「内臓」のことです。ここ100年程、欧米でも何気なくガッツ=(内臓)魂という意味で使い続けられてきた表現ですが、そこに今流行中のマインドフルネスの秘密が隠されていました。

前回はマインドフルネスにフォーカスしましたが、なぜ今さら禅の悟りにスポットライトが当たっているのでしょうか。


禅が欧米で浸透した過程

 

禅は、2000年ぐらいから欧米でじわじわと注目されてきていました。禅が注目を集めるきっかけになった人物のひとりはスティーブ・ジョブス。彼は、瞑想という宗教的な行為を身近なものにし、仏教家としても有名でした。


2001年にはあの宮崎駿氏の映画「千と千尋の神隠し」が世界で人気を博しました。この作品はキャラクターそれぞれの悟りの旅が映し出された作品という解釈も多く、その頃から世間のスピリチュアリティに対する抵抗がほどけてきたかと思います。

 

そしてここ10年の間に脳科学の研究が進み、人類の全ての神秘が隠されていたと考えられていた未知の脳が人間の全てをコントロールする司令塔ではなく、体の動きを管理する「コーディネーター役」の可能性があると発表されてから、では「自分」とは一体誰なんだ、何が「我」を創りあげているのかという視点に移りました。


進む世間の「脳離れ」で勢いをつけてきたのが「内臓」

 


これまで認知度が低かった内臓に、ストレス、鬱や幸福感などそれまで脳が担当していた「気持ち」が、脳と内臓のコミュニケーションに結び付けられるような研究結果が発表され、内臓の力を最大に発揮させるため、脳内の思考を静める瞑想があっというまに注目を浴びたのです。

そんななか、「きゅん♪」というときめき、フィーリングや感、なんとなーくという勘、を大切にするこんまりが登場。脳ではない「自分」に世界が共感したのでしょう。今でも彼女の本はベストセラーで大活躍が続き、欧米に限らず世界各国で歓迎されています。


一見真新しいモノに火がついたようにも見えますが、実は欧米でも普段から”He/ She doesn’t have guts”ガッツが足りない、という意味で「内臓が足りない」という言い方が存在し、その他にも、脳ではなく、人間の体が「自身」を創りあげているとおもわれる言い方、内臓・GUTという言葉が「感情、直感、本能」の意味として普段から使われている事に再びスポットライトが当たりました。


“I have a gut feeling that…” または”My gut feeling is…”(そういう気がする)というイディオムは日常、ビジネスシーンでもよく耳にするワンフレーズです。根拠もなしに、なんとなくというニュアンスですが”I think…”(こう思います)という言い方よりはなぜか説得力があるのも特徴です。
せっかくなので、その他の内臓関連フレーズをご紹介。


I need to digest~ 

直訳:これから消化する。ちょっと複雑な内容のものをよく考えて理解する、という意味です。難しい内容のメールや会議の後に使われる一言です。


Leaves bad taste in the mouth~

直訳:口の中に不味い味が残る。これは日本語でいわゆる「後味が悪い」。


Butterflies in my stomach ~

直訳:おなかに蝶々。日本語では「キュンとする」おなかがキュンとする。恋におちたときのあのムズムズ感を表す一言です。使い方はI have butterflies in my stomachなど。


Gutted~

直訳:内臓された、切腹。「やられた!」という意味です。I’m gutted(残念です)。ちょっとスラング的なのである程度よく知っている人にのみ使いましょう。


Have guts~

直訳:ガッツがある。日本語と同じです。

今や脳よりもパワフルな内臓


そんな内臓のパワーを最大に発揮させるため、脳からの信号を最小限にするためのマインドフルネス。それからは “GUT HEALTH”(内臓健康)という言葉が広まり、栄養学、脳科学に新しい時代が到来しています。社会やビジネスで求められる「頭の良い人」は数年後には「内臓の良い人」になっているかもしれませんね。そんな勢いです。

 

おまけ

 

ちなみに、こんな内臓ブームに乗り、内臓健康に良い食品も流行りつつあります。昆布茶ならぬ海外で見る「Kombucha」。日本で一昔50年代に流行った「紅茶きのこ」のことです。お茶と砂糖が発酵されたすっぱい共生細菌のドリンクです。誰が何をどこで間違えてコンブチャという名前になったのかは不明です。

 

伊勢 音亜(いせ・おとあ)

英国在住暦22年。社会人暦10年。元コンサルタントの英国人起業家に付き添いVC、スタートアップ、飲食業界、ブランディングなど幅広い業界にて幅広い経験を持つ。現在はロンドン、LEON社にてエンゲージメント、ブランドコミュニケーション、社内報の編集を担当。

「人を動かす英語術」紹介しているブログもチェック→  http://ameblo.jp/otoa-ise/

 


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