International Education Expo Tokyo 2023秋 レポート

ハロウィンの数日前、10月28日(土)渋谷 AP渋谷道玄坂でグローバルステップアカデミー(以下、GSA)主催の国際教育フェアが開催されたのでイベントのレポートをお伝えします。

今回はビルの1フロアを貸し切っての開催でコンパクトな開催になりましたが、9時の受付開始を待つ列ができています。


国際教育の人気の高さを物語っているようですね。


9時半から開会に先立って、国際教育フェア事務局長でもあり、GSA代表でもあるモントゴメリー・道緒様より挨拶がありました。


この時点でセミナールームはすでに満室になっています。

 

次に、バイリンガル教育の先駆者でもあるNew International School of Japan校長のスティーブン・パールさんの基調講演に続きます。


説明には日本語のスクリプトが付くので、会話だけではわからなかった部分が理解できるため非常にわかりやすくできていました。


特にインターネット社会において、記憶よりも大事になるという創造などの説明(ブルームタクソノミ―)は来場者の方は真剣なまなざしで聞いていました。

 

10時からはトークショー、セミナーと会場が分かれ、各々1時間のイベントが開かれます。

トークセッションでは、「知らないと損する!議論で育てるアメリカ流子育て」というタイトルで、Youtuberでもあるアイシャ・レバインさんが登壇されました。


アイシャさんは34万人のフォロワーを持つYoutuberでもあり、教育本を執筆されている方でもありますので、会場にはファンの方もたくさんいらっしゃっいました。しかも司会の方とは流ちょうな日本語。Youtubeを見たことのない方にもわかりやすいように、英語を学ぶ意味、日本の会社について、アイシャさん自身について、などの質問がありましたが、しっかりとした日本語でわかりやすく答えてくれていました。

まず、英語を学ぶ意味は、試験などは気にしないで、英語は情報量が日本と世界では違う、と試験をベースに考える日本人とは違う発想です。
英語を学ぶよりもアイデンティティが育まれるのは幼い頃なので、英語も大事だがそちらを重点的にしたい、とのこと。
他にも、日本の公立学校の水準は非常に高いので、学校でさらに何かを教えてもらうのではなく、議論をするのであれば家庭でやったり、英語教育も親が一緒になって英語のことを考えてあげないといけない、など日本の教育者とは違った目線の回答があり、人気が高い理由が分かった気がしました。


他のトークセッションでは、「世界の国際教育トレンドとSTEAM教育」とのタイトルで、Global Indian International School(以下、GIIS)日本地区顧問の田村耕太郎氏が登壇されました。


こちらは聞き手をNewsPicsの木嵜氏が担当されており、こちらのトークセッションもかなりの盛り上がりを見せていました。
田村氏の現在の住まいはシンガポールとのことで、娘さんが通われているシンガポールの学校、GIIS、そして日本の学校との対比を用いての説明となりました。

その中でも、「キャラクタースキル」と言う言葉がセッション中に何度も出てきたのですが、学習障害や少し外れている子も寄り添ってあげて、責めない褒めてあげる、と言う教育を行って、洗練して掘り下げていくということを行っているとのことでした。

STEAM関連のお話では、ChapGPTを使用している生徒はGIISではほとんどだが、日本では使わせないことも多い。
このようなAIは聞き返しながら洗練されていることも多いため、今後多く使われるようになるAIに対して指示を行う部分でこのスキルが必要になるのではと語られていました。
まずは失敗を恐れず、試してみることがGIISではやられていることとも説明されていました。

立て続けに人気の方々の話を聞けるというのは国際教育フェアの良いところだと思います。

 

トークセッション

セミナールームのトークセッションは「いまから始められる海外トップ大学への入学準備」のタイトルで行われたクリムゾングローバルアカデミーの講演をレポートします。10:00〜開始でしたが、30分前から席は満席でトークが始まった頃には立ち見の方までおり、海外トップ大学へ進学を視野に入れている来場者が多いのだと改めて感じました。

 

クリムゾングローバルアカデミー(以下、CGA)はオンラインのインターナショナルスクール。世界で認められているカリキュラムのinternational GCSEやA-Levels、Advanced Placement(AP)を採用し、生徒たちに最高の学びを提供するとともに、国際社会で活躍できるグローバルリーダーとしての素質を育てています。登壇者の松田悠助介氏は(Ed Matsuda)の愛称で活動しているようで。松田氏はなんと体育教員になってから、2度の海外留学経て、ハーバード大学、スタンフォード大学を卒業という経歴を持つ。松田氏は子供たちに、日本、世界で貢献できる人材になってほしいという願いがあり、そのような人材になるためにも、質の良い教育、年齢ではなく、学力で学べる環境が必要だと考えていらっしゃるようです。

CGAの特徴は完全少人数制のインタラクティブな授業で生まれた地域関係なく、質の高い教育とテクノロジーを提供し、また年齢ではなく、習熟度別のクラスになっているので、生徒の約49%以上が飛び級し、実年齢よりも高いレベルのコースを学べると無駄がない学習の仕方です。

自分に合ったペースで可能性を最大限に引き出すことができるので、オンラインスクールだからこそ、世界50ヶ所以上から多様な生徒が集まり、世界中に友達を作ることも可能。さらにパートタイム制度を提供しているため、CGAを塾として利用することも可能。現在の学校に通いながら世界トップレベルの学習が学べることもできます。

CGAの他にも魅力的なトークセッションがたくさん用意されており、セッションによっては整理券があっという間になくなったり、立ち見でも入りきらないセッションもありました。

 

出展ブースエリア

国内のインターナショナルスクールが一か所に集まるのはなかなかないイベントなので、
出展ブースエリアにも大勢の来場者が詰めかけており、人気ブースでは長蛇の列ができています。

日本国内でこれほど海外の情報やインターナショナルスクールの情報などが手に入るイベントは無いのではないでしょうか。


インターナショナルスクールに入学されたい方、海外進学されたい方は、次回、国際教育フェアに参加してみてはいかがでしょうか。

前回のレポートはこちら

 


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