International Education Expo Tokyo 2023 レポート

2023年5月13日(土)、Global Step Academy(以下、GSA)が運営するインターナショナルスクールタイムズが主催する教育イベント「International Education Expo Tokyo 2023」が、昭和女子大学で開催されたので、Cheer up! Englishでは、会場の模様をレポートする。

会場はあいにくの雨。屋外でのイベントも用意されていたので、そのあたりは残念なところではあったが、ひっきりなしに来場者がある状態でもあったのは、インターナショナルスクールの注目度の高さが表れているところでもある。

 

今回は、校舎を2つ使い、パネルディスカッション、小学生、中学生、親子向け各ワークショップ、プレゼンテーション、またグラウンドを使用したサッカーから学ぶ教育も用意されていたが、こちらは雨のため体育館に移動して行われた。

開会にあたって、GSA 代表のモントゴメリー道緒氏から挨拶があり、セッションが始まりました。

 

最初のセッションは、ミネルバ大学 マイクマギー校長とのZoomセッション。

「学長登壇!ミネルバ大学が日本拠点を設立検討で知っておきたいこと。」通信環境が悪かったようだが、ミネルバ大学校長から学校の説明があり、パネルディスカッションが開始された。
当然英語で説明があるのだが、ミネルバ大学 修士課程 坂江裕美さんが適宜通訳、解説を行ってくださっていたので、英語がわからなくても大丈夫な仕組みになっている。

ミネルバ大学は世界7か国にキャンパスを持ち、学生はそのキャンパスを移動しながら学ぶ、という非常に面白く、世界で最もイノベーティブな大学と言われている。

その大学が日本にキャンパスを作るかどうか、肝心の部分はまだ話せないようだが、これからが楽しみである。

 

次のセッションは、ハロウ安比校 ミック・ファーリー校長、国際高等学校 ロバート・チェイター校長代理などによる「ChatGPTなどAIが発達する中で なぜ、全人教育が重要なのか?」

2022年8月に開校した英国式全寮制インターナショナルスクールのハロウ安比の校長が登壇されるので注目のディスカッション。現在180名の生徒が在籍していて、AIでは学べない実際の体験などハロウ安比がなぜ人気なのかがわかるような解説をされていた。


次は日進市にある2022年9月に開校された国際高等学校のセッション。こちらの高校は4月に入学し、6月までに英語力を身につけ、9月からの入学する留学生と一緒に勉強する準備をする。また、日本の卒業資格を取れることから、海外の大学への進学以外にも日本の大学への進学ができる学校である。グループである名古屋商科大学のキャンパス内にあり、こちらもAIでは学べない様々な体験ができる学校である。

 

お昼を挟んで、国際バカロレア日本大使 坪谷ニュウエル郁子先生、脳科学 茂木健一郎氏、関西国際学園 中村久美子 代表によるセッション「インターナショナルスクールに入学する前に考えておきたいこと。」が行われた。

内容はインターナショナルスクールとは離れている部分も多かったのだが、さすがに色々な引出しをお持ちの3人のセッションなので、会場もたくさんの方が来場。
茂木さんは英語習得の必然性、坪谷さんはインターナショナルスクールの立ち位置、中村さんは英語はツールである、とそれぞれの立場から、インターナショナルスクールや英語のことを説明されていました。

 

ワークショップ会場に場所を移してみると、こちらも熱心な親子が色々なイベントに参加している姿が見られる。会場はそれぞれプリスクールやSTEAMなどに分けられていて、興味がある分野に迷わずに行けるようになっている。

会場ごとにこのようなパネルが設置されており、興味があるワークショップに気軽に入ることができる。ハロウ安比や国際高等学校なども出展されており、その学校に行かなくても一か所で複数校の話が聞けるのはExpoならではであろう。


ワークショップでは、国際教育に関心のある親子が真剣に話を聞く姿が見られた。

STEAMSなどの実際に触って学べるものも用意されており、コロナ禍ではできなかったことができるようになった様子で、子供たちも楽しそうに体験していた。

雨模様が少し残念ではあったが、パネルディスカッションはオンラインでも参加ができ、普段得られない情報が得られるとあって、インターナショナルスクールに進学を考えている方にはピッタリのイベントなのではないだろうか。

 


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