【海外NEWS9】イギリスのEU離脱、
首相の辞任スピーチにみる英語表現

経済格差、辞任、国民投票

英語で何て言う?

イギリスのEU離脱を問う国民投票の結果、離脱賛成が過半数となり、イギリスはEUを離脱することになりました。今回のできごとはヨーロッパにおける政治・経済面で歴史に残る大きなニュースとなり、キャメロン首相も辞任を表明しました。EU離脱賛成派は「移民に職を奪われる」や「EU加盟国に経済格差が多く、イギリスばかりが損をしている」といったようにメリットがないという声が多く、またEU離脱反対派は「イギリスがEUを去れば欧州に衰退をもたらし、世界が停滞する」というようにイギリスがEUに留まることで安定をもたらしているといった声があります。さまざまな意見があり、今も投票結果に賛成できない人たちが再度国民投票を希望していたり、非常に混乱している状況です。EU離脱に反対をしていたキャメロン首相の辞任スピーチの中から日常会話で使える表現を見ていきましょう。

EU離脱におけるよく使われる英単語とは?

今回のニュースで多く使われているVocabularyをいくつか覚えちゃいましょう。

 

Brexit 「イギリスのEU離脱」(Britain=英国 + Exit=出るを合わせた造語)

referendum 「国民投票」

vote 「投票」

resignation 「辞任」

immigrants 「移民」

economic disparity 「経済格差」

 

 

キャメロン首相辞任スピーチにみるusefulフレーズ

こちらにキャメロン首相辞任スピーチ全文が掲載されています。さっそくチェックしてみましょう。

出典:CNN

 

スピーチ冒頭

Good morning everyone. The country has just taken part in a giant democratic exercise, perhaps the biggest in our history.

We should be proud of the fact that in these islands we trust the people for these big decisions.

みなさん、おはようございます。この国は今、巨大な民主主義最大の決議の場に参加しました。おそらくイギリス史上最大でしょう

我々は、この島々において、今回の大きな決断を下した人々を信頼することを誇りに思うべきです

 

 

「民主主義最大の決議の場」とはそう、referendum「国民投票」のことです。

このスピーチで日常会話でよく使う表現をピックアップして解説します。

 

take part in~「~に参加する」

➡「参加する」同じ意味の動詞にはjoinattend、またparticipateなどがありますが、take part inはよりフォーマルな間柄で使われます。

<例文>

Could you take part in this game if you are fine?

良かったらゲームに参加してもらえるかな?

 

 

 

Perhaps 「もしかしたら」「恐らく」「たぶん」

➡近い意味ではmaybeprobablyがありますが、perhapsmaybeは同じくらいの確度で、probablyはより確度が高くなります。

<例文>

ADo you know if he’s coming to the event?

BPerhaps not.

A:彼がイベントに来るかどうか知ってる?

B:たぶん来ないかも

 

 

be proud of 「誇りに思う」

➡似た意味でbe honored「光栄に思う」がありますが、be proud ofは自慢出来るようなニュアンスを含みますので、自分に近しい人を褒めたりする時に使います。

<例文>

Oh you got the doctor’s degree in Science! 

I am so proud of you!

わあ、科学の博士号を取ったんだね!

すごく誇りに思うよ!

 

 

スピーチ中盤

But the British people have made a very clear decision to take a different path and as such I think the country requires fresh leadership to take it in this direction.

しかし、イギリス国民は明確に全く別の道への決断を下し、ゆえに私はこの国の新たなリーダーシップを求めていると判断し、その方向へ向かうことにします

 

 

今回の決断は国民の明確な意思決定であったことと、その明確な意思とは今とは別の道に進むことを意味した投票結果でしたが、このスピーチで日常会話でよく使う表現をピックアップして解説します。

 

have made a very clear decision 「明確な決断をした」

make a decision「決断する」にvery clear「とても明確に」をつけたもの。特にフォーマルやカジュアルなどの制限はなく使えます。

<例文>

I have made a decision that I will study abroad.

アメリカに留学することを決めたよ

➡After thinking long time「長く考えてから」と冒頭につけることもできます

 

 

different path 「別の道」

➡path「小道」「細道」の意味。「道」ならwayでも良いのですが、pathは「小道」や「細道」などの意味の他にも「人の歩むべき道」などの意味があります。コースやルートがwayよりも狭く限定された意味合いで、より明確な方向を示す言いまわしとして使われます。

<例文>

A : Hey, I heard that you and your boyfriend broke up. Is it true?

彼氏と別れたって聞いたけど本当?

B : Yeah we broke up. We decided to take a different path.

別れたよ。お互い別々の道を行くことに決めたの

 

 

 

EU諸国の反応は? 今回の国民投票をどうみているのでしょうか?

 

出典:ABC 

 

こちらのメディアには以下のタイトルから始まっています。

European Union founding states want divorce to start 'as soon as possible'

EUの構成国は、(イギリスに対し)できるだけ早く今後の離婚手続きを始めて欲しいとしている

 

divorce「離婚する」

➡今回のEU離脱は長年の関係を解消するものとし、divorce「離婚する」と表現しています。離婚するのはさまざまな理由があるので一概には言えませんが、一般的に女性の社会進出が加速したり、domestic violence「家庭内暴力」が原因で増えている傾向があると言われていますよね。

<例文>

A : How long have you been married?

結婚して何年?

B : To be honest, I divorced him last year.

実は去年彼と離婚したんだ

過去形はdivorced「離婚した」になります

 

 

またドイツの外務大臣は以下のようにコメントしています。

"We join together in saying that this process must begin as soon as possible so we don't end up in~"

我々は(その他EU構成国とともに)、このイギリスのEU離脱プロセスをなるべく早く進めることで一致し、~で終わらないように~"

join together 「一致団結して」「一丸となって」

<例文> 

Let’s join together and win this football tournament!

一丸となって、このサッカートーナメントを勝ち抜こう!

join togetherは一緒になって何かを行う、というニュアンスが含まれているので、Do it togetherwork togetherなどの「一緒にやろう」といったフレーズにも置き換えられます。

 

end up in(またはwith) 「~で終わる」

<例文> 

In the game, I eventually ended up with doing nothing.

結局、試合で何もできず終わっちゃったぜ。

end up withの場合はwithの後に対象となるものがきて、end up inの場合はinの後に名詞がきます。Time’s up.「時間切れ」のように、そこで終わっちゃったというニュアンスを含んでいます。

 

今回のイギリスのEU離脱は世界に衝撃を与えたニュースとなりました。再度国民投票を希望する署名活動も活発化していたり、United Kingdomを構成するスコットランドが独立の動きを見せていたり、オランダでもEU離脱を唱えるリーダーがいたり、国民の不安や世界経済の先行きなど、We can’t take our eyes off the news.「今後も目が離せないニュース」になりそうです。

 

 

ライタープロフィールCinnamon Roll

高校で米国へ留学し、外語大で英語を専攻。卒業後に日本のメーカーで海外営業を担当し、その後外資系メーカーでキャリアを積み、現在は語学研修コンサルタントとして活動。これまでの経験を生かし、日常英語に加え、グローバルビジネスでも通用する英語も少しずつ紹介していきます。

 

 

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