IELTS ライティングの注意点 3

TOEFLとIELTSの違いを知って、試験に役立てよう!

前回は、IELTSライティングTask1で「課題を満たす」にはどうしたらいいのか解説しました。今回は、Task2で「課題を満たす」にあたってどんなことに注意したらいいのか確認しておきましょう。Task1に比べて2倍の配点ですから、しっかり押さえておきたいものです。

 

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IELTSライティングTask2 時間配分と単語数

IELTSでは、1時間のライティングのうち40分をTask2に充てることが推奨されています。もちろんこれは目安であって、時間は自分で管理します。

語数は250以上となっています。これより多くても問題ありませんが、大幅に足りない場合は課題を満たしていないとみなされるでしょう。

 

IELTSライティング 単語数の数え方

語数の数え方について迷うこともあるかもしれません。

日本語では字数が問題になりますが、英語では問題になりません。したがって、冠詞や前置詞などの小さな単語も1語としてカウントされます。たとえば、in a countryは3語と数えられます。

一方、ハイフンで繋がれた言葉は1語としてカウントされます。father-in-law(義理の父)は1語です。

 

縮約形も1語としてカウントされます。It’sは1語、It isは2語です。ハイフンで繋がれた言葉が1語であるように、くっついていれば1語と覚えておきましょう。もちろん、bookshopも1語です。

 

数字や日付も単語としてカウントされます。
7,890という数字は1語、August 10thは2語です。
数字に付随している記号は数字と合わせて1語として数えるので、15%は1語、3:15pmも3:15PMも1語です。

 

書き方によって数え方が変わる場合もあります。たとえば、50,000は1語、50 thousandは2語です。15%は1語ですが、15 percentは2語です。この辺り、国語の記述問題などで、字数を増やしたいときはひらがなを増やし、減らしたいときは漢字を増やしたのを思い出しませんか?

 

IELTSライティングTask2 アカデミックの問題タイプ

Task2 アカデミックのライティングによく出題されるパターンには次のようなものがあります。

- 受験者の意見を書かせるもの
- ある事柄に関する利点と欠点を述べさせるもの
- ある問題の解決法を提案させるもの 等

質問を注意深く読み、聞かれていることに答えることで、課題を満たす第一歩となります。たとえば、「利点と欠点」を述べるよう求められているのに「解決法」を書いても、質問に答えたことにはなりません。

 

課題を満たしたエッセイの書き方

質問されたことに真っすぐ答えるには、問題文を読んですぐに書き始めてはいけません。Task2には約40分取ることが推奨されていますが、その40分間ずっと書いているわけではありません。内容を決め、構成をプラニングする時間も含まれています。プラニングがしっかりできていれば、書くのは短時間で済むでしょう。

少なくとも5分くらいかけて、内容と段落構成を考えてください。どの段落に何を書くのかを決めておくことです。そうしておけば、質問されたこととライティングの内容がいつの間にかずれてしまうといったことを避けることができます。その場の思い付きでなんとなく書いてしまうと、よい文章は書けたとしても、聞かれたことから離れてしまうことも少なくありません。

「利点と欠点」を述べるよう求められたら、たとえ素晴らしい「解決法」を思いついたとしても、解決法ではなく利点と欠点を書いてください。

 

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

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