恋人・夫婦喧嘩で使うスラング5選
学校では教えてくれない! 知って楽しいスラング<1>
イラスト/和田鈴香 文/坂口弥生
“スラング”ってご存知ですか? 日本でいう「流行語」「ギャル語」「若者言葉」のようなくだけた英語の表現で、ネイティブの間では日常的に使われています。そんなスラングを使いこなせれば、英会話上級者って感じでかっこいいですよね。この連載では、教科書には載っていないスラングを、シチュエーション別にご紹介します! 今回は、恋人や夫婦間のケンカで使われるスラングです。
◎sick of~
「sick」は直訳すると「病気」ですが、スラングでは「うんざりする」という意味で使われます。例えば、何度も浮気を繰り返す相手に一言。
Wait, Let me explain!
(待って。話をきいてよ!)
I am sick of arguing with you.
(あなたと言い争うのは、もううんざり。)
◎picky
「pick」=「選ぶ」が元の単語で、「picky」という単語では「こだわりがある/いちいちうるさい/好き嫌いが激しい」というスラングになります。例えば、野菜嫌いの彼がレストランでサラダを残そうとしている時に一言。
You can have my salad.
(僕のサラダ、食べていいよ。)
Don't be so picky!
(好き嫌いしないの!)
ちなみに、この「picky」は、「理想が高い」という意味もあります。理想が高くてなかなか恋人を作らない人に対して以下のような使い方も。
You are too picky!
(理想が高すぎるんだよ!)
◎get on my nerve
「nerve」は「神経」という意味で、「get on my nerve」で「いらいらする」というスラングになります。例えば、いつも大切なことを忘れて言い訳をする彼に一言。
I'm sorry I totally forgot about your birthday. I've been so busy and……
(君の誕生日、忘れててごめん! 最近すごく忙しくって、それに……)
Stop making excuses! You really get on my nerves!
(言い訳はやめて! ほんと、イライラするわ!)
◎ask for it
「ask」は「求める」という意味ですが、「ask for it」で「自らそれを求める=自業自得」という意味で使われます。例えば、二日酔いの彼に一言。
My head is killing me... I have a hangover.
(頭がいたいよ。二日酔いだ……)
You are asking for it.
(自業自得よ)
◎a jerk
「a jerk」はもともと、「急にぐいっと引くこと」なのですが、そこから意味が派生し、「自分勝手な人=無神経でいやな人」を表す言葉になりました。例えば、浮気がバレて言い訳する彼に一言。
I'm not serious about her! You are the only one!
(彼女とのことは、本気じゃないんだ! 愛しているのは君だけだよ!)
You are such a jerk!
(あんたって最低!)
ちなみに、「浮気をする」は一般的に「have an affair」といいますが、口語表現では「cheat on 」といいます。
例: He cheated on me again.
(彼、また浮気したの。)
いかがでしたでしょうか? あまり喜ばしいシチュエーションではありませんが、いつの世も、男女関係にケンカはつきもの。ネイティブのパートナーと言い争いになった時に使ってみる?