TOEIC®満点芸人 石井てる美さん(前編)
「英語を学ぶなら絶対に基礎が大事」
Cheer up! Interview!
〜英語を学んだ先輩からのメッセージ〜 Vol.06
撮影/長谷川梓 取材・文/甲斐真理愛(編集部)
TOEIC®満点・英検1級の英語力をもつ石井てる美さんは、世界最大のコンサルティング会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーの元社員、現お笑い芸人という異色の経歴で知られています。その経験をもとに、『私がマッキンゼーを辞めた理由−自分の人生を切り拓く決断力−』を執筆。また、お笑いライブやバラエティ番組を中心に活躍の場を広げています。そんな石井さんに、英語学習のポイントとマッキンゼーの経験について伺ったことを、前後編に渡りお届けします。前編では、石井さんが考える英語学習のポイントを中心にご紹介。
――つい先日、TOEIC®を受験して満点の通知を受け取ったそうですね! おめでとうございます!
ありがとうございます!今まで何度も受けていて、ずっと985点とか中途半端な点数だったので、やっと満点ですよ〜!だからもう2度と受けてやるもんかと思って(笑)。初めて受けたのは高校生の頃なので、そこから15回は受けていますから。
――満点って、どうすればとれるんですか?
う~ん、コツコツ勉強して何回も受けたからですかね(笑)。ただ、ひとつ思うのはTOEIC®って結構、ビジネス英語っぽい問題が出るじゃないですか。実際、私も学生の時は800点台(990点満点中)をウロウロしていて、スコアが上がってきたのは社会人になってからです。それが、マッキンゼーを辞める時に受験したら970点ぐらいになっていましたから、社会経験がある方が有利かなとは思いますね。
――すごい英語力ですね!今までどんな勉強をしてきましたか?
中高時代から英語だけは好きでよく暗唱をしていました。学校で勉強するテキストとか単語をまるごと覚えてスラスラ言えるくらい、徹底的に。それが後々、役に立ったと思います。中高で習う基礎的な内容には、すごく大事な英語のエッセンスがつまっているので。今でも学校の授業で習ったことは、120%がっつり自分に叩き込まれています。
中高時代によくやっていた勉強法は、難しい単語を手に書いて覚える方法です。それを通学中に見て、家に帰って手を洗って文字が消える前に覚えるようにしていました。あとは、単語を書いた紙を机やトイレのドアに貼ったりだとか。本当にコツコツ勉強しました。それこそ、教科書を1ページずつなめるように(笑)。