海外留学を目指す方必見!
アメリカ留学EXPO2019をレポート
アメリカ留学を夢で終わらせない
留学を身近に感じられるイベントが開催されました
アメリカ大使館主催により開催されたアメリカ留学EXPO2019。アメリカ留学に興味を持つ方から、すでに実現に向けて行動している方まで、学びの場、手段、お金の不安までしっかり知ることができる充実の内容。夢に向かって熱を帯びる会場に編集部が潜入してきました。
アメリカ大使館主催により開催されたアメリカ留学EXPO2019では、アメリカの大学・教育機関95校、また、奨学金情報や英語検定試験などを提供する25団体が集結。各留学個別相談&関連団体のブースにて、アメリカ留学について直接、話を聞いたり相談ができるとあって、約2000人が来場しました。さらに、アメリカ留学の基本や奨学金制度、留学後の就職、高校留学など多岐にわたるテーマで13のセミナーが開催され、アメリカ留学に興味を持つ方から、すでに実現に向けて行動している方まで、充実の内容となっていました。
来場者がアメリカ留学へと1歩近づいた、それぞれの様子をご紹介していきます。
アメリカ留学EXPO2019開幕!
オープニングセレモニーでは、アメリカ大使館 在日臨時代理大使 ジョセフ・ヤングさんのあいさつから。
"みなさんのアメリカで学ぶ夢をお手伝いできれば、そして、このエキスポでベストな選択ができることを願っています" というメッセージが送られ、まさに、その言葉の通り、来場者にとって有意義なアメリカ留学の博覧会がスタート。
続いて、アメリカ留学EXPO2019オンライン上で行われた「留学応援金キャンペーン」では、2名の高校生が留学応援金を獲得!
留学応援金キャンペーンは、当日会場に来場することができる方を対象に、アメリカ留学EXPO2019開催2週間前までにオンライン上で事前登録を完了し、抱負などを記載し応募。抽選で2名にそれぞれ、10万円が支給されました。
お二人の授与の喜びの言葉はこちら。
高校3年生 森龍栄さん
「メールで当選の連絡が来たときは、びっくりして大声を出してしまいました。学校にいるときに連絡を受け、一緒に留学を考えてくれEducationUSAで研修を受けている先生に伝えるため、真っ先に職員室へ向かいました。志望の大学はまだ完璧に絞り切っていないですが、ネバダ大学へ行きたい。そして、アメリカの留学では、脳科学を学びたいです。また、専攻を学ぶだけではなく、多様な人との交流に力を入れたいと思います。好奇心が旺盛なので、今、描いている夢だけではなく、さまざまなことを学びたいと思います」
高校3年生の野呂海月さん
「アメリカ大使館のサイトをチェックしているときに、アメリカ留学EXPOが開催されることと留学応援金キャンペーンを知り応募しましたが、まさか当選するとは思っていなかったので、とても驚きました。現在、テキサス大学を目指しており、あとは出願するだけのところまで進めています。大学では会計学を学び、米国公認会計士の資格を取ることを目標としているので、夢が叶えられるように頑張りたいです」
アメリカ大使館 ジョセフ・ヤングさん、文部科学省「トビタテ!留学JAPAN*1」西川朋子さん、アメリカ学部卒業生ネットワーク「USCANJ*2」沖秀一さんのお三方によりテープカットされ、いよいよ開幕!
※1 文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」
文部科学省が展開する、政府だけでなく民間企業からも協力を得て官民協働で「将来世界で活躍できるグローバル人材」を育成することを目的とする留学促進キャンペーン
※2 アメリカ学部卒業生ネットワーク「USCANJ」
アメリカの4年制大学で現在学んでいる学生(学部生)、およびその卒業生で構成されたボランティアネットワーク。主にアメリカの4年制大学への進学に関心のある日本在住の中高生を対象に情報提供
会場では、アメリカ大使館の公式ソーシャルメディア親善大使マスコットキャラクター・豆夢くんが来場者をもてなしていました。
“豆夢(とむ)は、アメリカのお菓子、ジェリービーンズから生まれたアラスカ出身の(永遠の!)大学一年生。ソーシャルメディア親善大使として、アメリカの文化やアメリカ留学についてカジュアルなトーンで紹介します”
参照:https://americancenterjapan.com/tom/
会場には2フロアにわたり、100を超える大学・留学関連機関が集結。
現地大学関係者、卒業生による個別留学相談ブース
大学関係者、留学経験者の生の声が聴ける機会とあって、開場と共に目的の大学ブースへ向かう来場者たち。中盤を迎える頃には、各校ブースに順番を待つ列が。そして英語での説明を英語でメモを取る姿も多く見受けられました。会場では、英語が話せない方のために、通訳サービスも提供されており、アメリカ留学に興味はあるけど英語習得はこれからという方にも安心のエキスポとなっていました。
開場直後、志望大学のブースへいち早く駆けつける方々の姿が |
1時間後、各ブースに列ができ始め、中盤には各ブース満員御礼の大反響 |
すべて英語での相談を行う高校生の姿も。留学がより間近に! |
英語が得意でない方にも、パソコンや資料を用い、丁寧に説明が行われていました |
日本人卒業生の姿もあり、リアルな留学・キャンパスライフのお話など、充実の個別相談会に |
もっとリアルに! How-toアメリカ留学
希望校を定める以外にも、出願資格を得るために必要な英語検定やビザ、また、留学に関する奨学金、留学後の就職に関する相談ができるブースも。さらに、大学・大学院以外にも、中高生からのアメリカ留学については、ボーディングスクールや高校在学中に参加できるプログラムの紹介も行われていました。
アメリカ留学のThe ABCがわかるメインセミナー
メインセミナーでは、「日本の大学在学中にできるアメリカ留学」「留学後の就職」「留学のための奨学金制度」「中高生から考え始めるアメリカ大学留学」「コミュニティ・カレッジから4年制大学への編入」と5つのセミナーが。興味を持っている程度から目標へと、アメリカ留学が確信へとかわる目から鱗のお話が盛りだくさん!
気になる留学後の就職
学生向け就活サービスを提供するDISCOによる「留学後の就職」セミナーでは、グローバル社会で必要なもの、また、留学生の就活で必要とされるものをはじめ、どうやって目標の1社を見つけるか着眼すべき点、インターシップの紹介など、自分の未来をより具体的に想像した方も多いであろうセミナーが行われていました。続いて、留学経験者の現地での体験談もあり、留学する前の心構えなども聞けました。
企業採用担当者が日本人留学生に求めるものは「バイタリティー」「コミュニケ―ション能力」が上位に |
実際にアメリカ留学中から就活に奮闘した体験者のお話では、キャンパスライフから就活、内定までリアルな声が |
親子で考える中高生からの留学
留学ジャーナル編集長・加藤ゆかりさんが登壇した「中高生から考え始めるアメリカ大学留学」では小学生から高校3年生までの親子が集まり、「中高生のうちから準備さえしておけば、海外大学は気軽に行けます」という言葉の元、留学を考えるにあたって、中高生にとって本当に必要なこと、やっておけば世界が広がることを中心にレクチャー。
なぜ今、留学経験が必要なのか、2020年教育改革を迎えるにあたってこれからの教育で必要とされる能力、中高での成績評価、大学受験についてなど、小中高生はもちろん、その子を持つ親にも興味深いお話が。さらに、サマーキャンプや冬休み・春休みに行われる現地校の体験プログラムなど、具体的な留学準備などの紹介も。目標へ向けての明確な道筋がわかるセミナーでした。
2020年教育改革目前!小学生から留学を視野へ
会場には、小学生の親子連れの姿も。お話を聞かせてくれたのは小学3年生のまなちゃん。
保育園の頃、週1で英語のレッスンを受けており、小学校に入学してからはアフタースクールに週2回通っています。「将来は英語を使って仕事がしたい、特に美術が好き」と、グローバルな活躍を夢見ています。お母さんのお話では「小学1年生から英語を本格的に習い始め、学校の授業でも臆することなく挑めたことで、自信がつき英語が得意になりました。今すぐ留学を考えているわけではないですが、小学3年生になり周りが中学受験対策を開始。その中で、英語が強い公立学校も考えながら、留学も視野に入れ、子どもの夢を叶えるため検討中です。今、いろいろな情報収集をしており、海外留学も身近な存在になってほしいなと願っています」と、お子さんの夢へのバックアップも万全!
会場では、他にも小学生の姿が見受けられ、子どもの頃からのグローバルな教育がこれからの主流となっていくことを予感させていました。
留学実現のための実践的対策が詰まったミニセミナー
「ゼロからわかるアメリカ学部留学」「TOEFL® iBTテストスコアアップのヒント」「アメリカ大学院留学」「SATスコアアップ攻略法」「志望大学提出用エッセイライティング基礎講座」の5つのテーマで開催されたミニセミナーでは、今すぐ実践できる留学対策が満載!
留学には憧れているけど、まだ具体的ではない方は、まずは、「ゼロからわかるアメリカ学部留学」セミナーで、語学留学の基本情報から。
「TOEFL® iBTテストスコアアップのヒント」セミナーでは、すぐに取り組める効果的な学習方法のヒントが充実。
「志望大学提出用エッセイライティング基礎講座」では、出願開始時期とあって、満席の中、周囲にも人があふれかえり、一生懸命メモを取る学生の姿が多く見受けられました。
各回とも、満席、立ち見が出るほどの人気セミナーに。夢までのあと一歩を後押ししていました。
アメリカ留学を夢から目標へ
アメリカ留学のリアルを学べたこのエキスポ。将来を見据え充実感にあふれた表情を多く目にすることができ、参加者それぞれの人生を変えるステップとなっていたようです。
今回、共催したEducationUSAは、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡、那覇にセンターを置き、アメリカ留学の相談、留学説明会を行っています。また、米国大使館の広報・文化交流部が提供するアメリカンセンターJAPAN(https://americancenterjapan.com/)では、イベント情報や留学ガイドなどをチェックすることができます。
アメリカ留学を今よりずっと身近なものと捉え、英語を使って世界へ羽ばたくチャンスを、ぜひ、手に入れてください。