毎日Eトレ!【132】Really?
ばかりはダメ、ネイティブはこの表現
「嘘でしょ?」と言いたい
時にはこっち!
今回のテーマは、相手の話にびっくりした時に使う「嘘でしょ?」です。全部Really?と言っている人は、ケースに応じてこちらを使い分けることをおすすめします。カジュアルな会話で、びっくりした時に思わず言えるようにマスターしておきましょう。
Are you kidding me?
嘘でしょ?
解説
直訳すると「あなたは私をからかっている(だましている)のですか?」となりますが、意表を突くようなことを相手が言った時に、「嘘でしょ?」と即座に返答する時に使います。Kiddingは「冗談」「からかい」などの意味がありますが、この表現には冗談であって欲しい、本当であって欲しくない、そのくらい「ありえない」と話者が感じていることが示されています。また、似た表現としてYou’ve gotta kidding me!のように「冗談でしょ!」と、もっと断定的に使うこともできます。
Are you kidding me?「嘘でしょ?」もYou’ve gotta kidding me!「冗談でしょ!」の両表現とも、カジュアルな会話、親しい職場の人と使うことがほとんどで、目上の人や初対面の人と使うと少し慣れ慣れしい印象になるので注意です。
A:I’m going back to my country next month.
A:来月、国に帰るんだ
B:Are you kidding me?
B:嘘でしょ?(もっとあなたと一緒にいたかったのにという気持ちが表れている)
ちなみに、Really?「本当に?」を使う人も多いかと思いますが、日本語で「本当に?」と言うニュアンスのことを言いたいなら、こちらのAre you kidding me? の表現の方がしっくりきます。ぜひこちらを使ってみましょう。
ライタープロフィール●M.K
小中時代をアメリカ、ワシントンの現地校で過ごす。帰国後ICU高校入学、都立大人文学部、途中オーストラリアのマッコリー大学へ交換留学。現地での専攻は英語科教授法、多文化多言語教育。10年間働き、大学院修士課程卒業。応用言語学、モチベーションの研究。