毎日Eトレ!【169】どんどんやれば、
どんどん良くなる! って何て言う?
たくさん食べれば太る
は何て言う?
今回のテーマは、学生時代にちょっとやった比例比較級におさらい。これは日常会話で頻発する表現で、一度覚えちゃうと使うのが楽しくなります。早速使い方をおさらいして使ってみましょう。
どんどん~すれば、どんどん~になる
The more~, the more~
解説
比例比較級と聞くと、なんだか難しそうですが、まず分解しましょう。
比例とはAが1上がると、Bも1上がるように連動するもの。ちなみに比例は英語でProportionと言います。
比較級とは、good, better, bestだったら真ん中のbetter「より良い」を使った会話のことです。ちなみに「比較級」を英語でComparativeと言いますが、動詞Compare「比較する」の形容詞になります。
まず比例比較級を使った例文を見てみましょう。
The better English you can speak, the better business opportunity you can have.
もっと英語が話せれば、もっとビジネスの機会が広がるよ
➡必ず比較級になっている形容詞(この会話例ではbetter)の前にTheを付けます。
➡opportunityと同じような意味でChanceやOccasionがありますがOpportunityは「好機」、Chanceは「偶発的な機会」、Occasionは「偶発的な要素が一切ない特定のタイミング」を指します。
The more you do it, the more you get used to it.
やればやるほど慣れてくるよ
➡get used to~「~に慣れる」という意味になります。ちなみにbe used to~「~に慣れている」という意味になり、意味が違ってくるのでご注意を。
The more you chase her, the further she will go away, so it’s better let her be.
追いかければ追いかけるほど、彼女は逃げていから、そっとしておいてあげよう
➡ここではThe moreが初めに来た後に、far「遠く」の比較級further「より遠く」が入ります。
Is the earlier you start learning English, the better pronunciation you can have?
早い時期に英語を始めると、発音もよくなるの?
➡疑問形にしています。比較級はearlier「より早く」とbetter「より良く」です。
The less information you have, the less opportunity it will be.
情報が少なければ少ないほど、機会も減ります
The less English speaking opportunity you have, the more vocabulary you forget.
英会話の機会が少ないほど、単語もどんどん忘れるよ
➡初めにless「少ない」が来ているにも関わらず、more「多い」が続きます。会話の内容によって変更できます。
何でも構いません。The older you become, the more wrinkles you get.「年を取るほどしわが増える」や、The more you eat, the fatter you become.「たくさん食べるほど太る」などなど。みなさんも何かひとつ、思い浮かぶ比例比較級の会話を頭の中で考えてみてください。
ライタープロフィール●Cinnamon Roll
高校で米国へ留学し、外語大で英語を専攻。卒業後に日本のメーカーで海外営業を担当し、その後外資系メーカーでキャリアを積み、現在は語学研修コンサルタントとして活動。これまでの経験を生かし、日常英語に加え、グローバルビジネスでも通用する英語も少しずつ紹介していきます。