IELTS スピーキングの注意点1
TOEFLとIELTSの違いを知って、試験に役立てよう!

前回の記事でTOEFL iBTとIELTSスピーキングの主な違いについて書きました。今回は、TELTSスピーキングの全体的な注意点とPart1についてまとめました。
IELTS Speakingの構成
IELTSのスピーキングはPart1-Part3までの三部構成です。全体の時間は、氏名などの本人確認を除いて10分から15分見ておきましょう。
IELTS Speaking 全体的な注意点
会話といっても、いわゆる面接です。
受験者は質問に答えるだけで、面接官に質問をすることはありません。
自然な話し言葉を使うよう心がけましょう。硬い書き言葉を使う必要はありません。逆に、俗語などを使うのも避けてください。
人間を相手に話すので、聞き取れなかったりよく理解できなかったりした場合は聞き返すことができます。質問を理解した上で答えましょう。
IELTS Speakingでは、Partが変わるとき特に”Part2”などとアナウンスされることはありません。PartとPartの間は特に途切れることはなく、自然に質疑応答が続きます。
話すとき、聞くときは相手の目を見て、表情豊かに話しましょう。
IELTS Speaking Part1
Part1では、ごく身近な事柄について質問されます。
受験者自身のことについて聞かれることもあります。自分の仕事、学業、生まれ故郷、住んでいる町、お気に入りの場所などについては、すらすら話せるように練習しておきましょう。
いつも自分のことについて聞かれるとも限りません。「チョコレートは好きですか」と聞かれた受験者もいます。
そのような質問は、初級から上級までいろいろな答え方ができます。
Part1では長々と話す必要はありません。2行~3行くらいが目安です。
ウォーミングアップも兼ねて、自然に話せるといいですね。
答えには理由や具体例を加える
答えには理由や具体的な例を加えられるといいですね。
仕事であれば、どうしてその仕事を選んだのか、その仕事のやりがいはどんなところにあるのか、どんなことが難しいのか。
チョコレートが好きであれば、カカオは健康にも良い、チョコレートを使ってお菓子を作るのが好き、家族に喜ばれる、などが考えられます。
自分から理由などを言わない場合、重ねて質問されることもあります。
IELTS Speaking Part1の練習法
予め質問を予想して練習しておくのはいいことですが、暗記したものを暗唱しているだけという印象はマイナスになります。ですから、小論文のように書き込んで隅から隅まで暗記する必要はありません。
ただ、答えを考えながらわからない単語や言い回しを調べ、メモっておくのは大切です。
その上で、相手がそこにいると想像して相手の目を見ながら「言う」、「話す」練習をしておきましょう。
ライタープロフィール●外国語人 | |
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英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |