毎日Eトレ!【1567】特殊な「形容詞」の事例

デイビッド・セイン先生が教える
大学受験対策でおさえておきたい文法のポイント

セイン先生が大学受験対策で役に立つ英語をご紹介します。受験までの空き時間、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、特殊な「形容詞」の事例、です。

 

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It is worth your while to visit the art gallery.

その美術館は訪れる価値があります。

 

~する価値がある

試験で戸惑わないように、文法的にちょっと珍しい単語の使い方を覚えておきましょう。worth という単語には、名詞「価値」と形容詞「~の価値がある」の2種類の意味があるのですが、このうち形容詞として用いる場合、形容詞なのに必ず「目的語」をとる、という少し変わった特徴があります。つまり、be worth だけで終わっては不完全で、そのあとに何かがくる必要があるわけです。

例文の it is worth one's while to do の形は、「(人が)~することは価値がある」という意味を表しています。ここでの while は「時間」なので、「(人が)~に時間をかける価値がある」ということです。このように、worth という形容詞のあとには one's while といった名詞(句)のほか、代名詞・動名詞などの目的語が続きます。特殊なことなので、worth を形容詞ではなく前置詞とみなす考えもあるくらいです。例外的な単語だと思って、フレーズごと暗記してしまいましょう。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

The art gallery is worth visiting because it has amazing paintings.


その美術館には素晴らしい絵画があるので、訪れる価値があります。

 

▶be worth doing の形は「~する価値がある」を表します。ここでも、worth のあとに visiting(訪問すること)という目的語が続いていますね。先ほどは形式主語の It を用いた文でしたが、こちらの例文は、訪問対象である The art gallery(美術館)を主語としています。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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