八田流英会話道場:第五回
飛行機は実践的な英会話を磨く大チャンス

空手の型のように英会話をマスターしよう!

 

② 隣の乗客が目上か上司を想定

 

♦:It’s pretty warm in here.

ちょっと暑いね

 

♠:Yeah, the plane must have sat on the ground for a while before we boarded.

確かに、私達が乗り込む前にしばらく地上に駐機していたのでしょうね

 

♦:It should cool down, once we are up in the air. 

上空に上がったら涼しくなるだろうね

 

♦: By the way, I’m George. 

ところで、私の名前はジョージ

 

♠: I’m Tak. Hi. 

私はタック、宜しくお願いします。(名乗られたら名乗り返すのがマナー。外国人が発音しやすいニックネームを考えておくといい)

 

♦:Where are you from, Tak?

タックはどこから?

 

♠:I’m from Tokyo, Japan.

東京から来ました

 

♦:What brings you to Dallas, Tak?

何の用事でダラスまで?(why~what purpose~などの聞き方は尋問口調で直接的過ぎる。What brings you~は便利な言い回しなので覚えておこう)

 

♠:I’m flying to Dallas to attend a national sales conference.

ダラスでの国内営業会議に出席のためです

 

♦:Oh, are you in sales?

君は、営業かい?

 

♠:I’m responsible for sales in the Euro-American region.

私は欧州営業の責任者をしています

 

♦:What field of business are you in? 

どの分野の仕事なんだい?(会社名など個人情報に類するものを聞き出すのは失礼にあたるので、業種(field)を聞こう)

 

♠:Our company is in the pharmaceutical industry. 

製薬業界の会社です

 

♦:Oh, it is a fast growing business all over the world.

世界中で急成長の分野だね

 

♠:Yes, we all have an aging population growing fast in countries like Japan and Europe. By the way, I was worried sitting at the gate because our flight was overbooked and they were asking for some volunteers to get bumped off the flight.

日本や欧州での高齢化が影響していますね。ところで、ゲートの待合室で待っている間に、フライトが予約超過のため後のフライトへ回しても良いと言うボランティアを探していましたので、(自分は飛べるか)ちょっと心配でした。(volunteers to get bumped off the flight.は、「フライトをはじき出されるボランティア」の意味で、オーバーブッキング※が起きたときに使われる表現)

 

♦:Sometimes, it is actually a good deal to them since they get a free ticket to fly somewhere in the US. 

ほとんどの場合、無料の航空券をくれるから得だよね

 

♠:At this time I was pressed by time, but I might have taken it if I had plenty of time to travel.

今回は急いでいたので無理でしたが、急いでなかったら私もボランティアしていたと思います。(be pressed by time時間に押されている⇔have plenty of time十分に時間がある)

 

【英語こぼれ話】

オーバーブッキング 航空会社は、予定していた乗客がキャンセルしても空席が出ないように、やや多めに予約を受け付ける。しかし、キャンセルが出ずに座席が足りなくなってしまうと、オーバーブッキング(予約超過)というアクシデントが起きる。その場合、「違う便にしてもいい」というボランティアを募り、その代償として自分が乗る便の座席をアップグレードしてくれたり、追加で別の便のチケットをプレゼントしてくれたりする。

例文②ではタックは自分がはじかれることを心配していたが、誰かが強制的にはじかれるということは基本的にはない。しかし、一部の航空会社では到着順に乗せて、乗れなかった客は搭乗拒否する場合もあるという。自分の乗る航空会社について、事前にリサーチすることも大切だ。

 

<ほかの表現を読む>

①おおよそ同年輩の乗客

②目上の人や上司

③中学2,3年生の子供


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