英検®のレベルと難易度はどのくらい?各試験との比較早分かり

Eiken study

日本で一番歴史の長い英語技能検定である英検®は、誰でも気軽にチャレンジできる英語資格・学習方法として親しまれています。日本での英語力判断基準として高校や大学の入試や単位取得に、取得級が考慮される事が多くあります。そのため受験者全体の8割が中学・高校生です。他は、5級で3割が小学生、準1級の場合は4割が社会人で2割が大学生、1級で7割が社会人となっています。初歩的な英語力からビジネスシーンに対応する実践的な英語力まで、各々のライフステージに合わせた英語技能を評価します。

 

各級のレベルは、(5級)は中学初級程度で英語学習の始めの最初の目標になり、英語の基礎を学ぶのに最適です。(4級)は中学中級程度で身近なトピックを題材にした読解問題が加わり基礎を伸ばしていく第一歩となります。ここまでは一次試験のみの合否判定で、3級からは、1次試験合格者は2次試験で個別面接があります。(3級)のレベルは中学生卒業程度です。2次試験のスピーキングの英語で考えを伝えるという評価が加わります。日本の英語学習においては3級までが基礎力の定着基準として考えられています。

 

続いて(準2級)は高校中級程度で教育や科学を題材にした長文の穴埋めが加わり、高校卒業段階の英語力の達成目標となります。センター試験の問題形式と似ているので入試対策にも最適です。ここから少し難易度が上がってきます。(2級)は高校卒業程度で、より社会性のある英文読解が出題されます。コミュニケーション力が評価されるようになり、海外留学に対応するレベルになりますし、ビジネスシーンでも評価の対象になります。

 

(準1級)になると専門分野を学ぶ大学中級程度として難易度は更に高まります。実際に使える英語力の証明にもなります。社会生活上でも自然な英会話ができ自分の考えを表現できるようなレベルです。(1級)では世界で活躍できる人材の英語力として英検®における英語学習の最終目標になります。合格率も毎年1割程度の人たちで、学習にも相当の時間と努力を要します。

 

以下、他の試験との比較表です。

 

※CEFR(セファール)についてはこちらの記事も参照してください。

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どの試験にも言えることですが、まずは自分がどのレベルなのかを把握し、次に目標となるスコアを決めて一歩一歩課題を克服していく、といったやり方であればモチベーションも維持しやすく、いずれは語学力の向上が見込めます。自分に合った勉強法を見つけて、試験のスコアアップを目指しましょう。

 

Photo by fin5bjh

 

 ※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。


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