海外生活に慣れるための5つのコツ

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構成・文/和田鈴香(編集部)

 

世界のファッションの中心地で、とても華やかなイメージのあるパリ。誰もが一度は訪れてみたいと思う都市ですが、その一方で「パリ症候群」と呼ばれる心の病に悩まされる渡仏者が少なくないことをご存知ですか?

 

例えば、美しい街並みを期待して訪れた街が実際は投げ捨てられたゴミであふれていたり、フレンドリーに接してくれると思っていたパリジャン、パリジェンヌによそよそしい態度をとられたり……。そんな、“理想と現実のギャップ”によるストレスでうつ状態になってしまう症状を「パリ症候群」と呼ぶのだそうです。

 

パリに限らずとも、外国での暮らしは環境の変化や言葉の壁、文化の違いなど、さまざまな要因でストレスを感じやすいようです。でも、せっかくの海外生活でイライラしたり、ふさぎ込んでばかりいては、現地での生活を楽しめずもったいないですよね。

そこで今回は、海外生活をストレスフリーに過ごすための5つのコツを伝授しちゃいます!

 

●コツその1・人付き合いに集中!

海外での暮らしはじめは環境の変化に戸惑うことも多々ありますが、いちいち気にしていては精神的に疲れてしまいます。大事なのは、環境の変化よりも、現地の人との付き合いに集中すること! 人とつながることで、その土地にも親しみがわき、次第に環境にも慣れていくはずですよ。

 

●コツその2・湯船に浸かる!

元来、ゆったりとお湯に浸かることが好きな日本人ですが、海外に行くとシャワー文化に染まりがち。無理に海外の文化に合わせようとせず、38~41℃のぬるめのお湯で20分ほど半身浴をすれば、心も体もほぐれます。たまには泡風呂で、ちょっとリッチな気分に浸ってみるのもオススメです!

 

●コツその3・料理をつくる!

時間をもて余している時ほど、ネガティブな思考に陥りがちですよね。そんな時は余計なことは考えず、「つくる」という目の前のことに集中できる料理時間をつくってみては? 現地の食事が舌に合わない場合も、自分好みにカスタマイズして食べることで、お腹も心も満たされそうです。

 

●コツその4・花を飾る!

お花のもつエネルギーから元気をもらう「フラワーセラピー」をご存知ですか? 生花を見るとアルファー波が増すことから、気怠さや憂鬱な気分をリフレッシュできると言われています。花の色や香りによってさまざまな心理作用があるので、気分に合わせてお部屋に取り入れてみてはいかがですか?

・イライラしている時にはラベンダーやかすみ草など、寒色系や白色の小さく可憐な花

・落ち込んでいる時にはひまわりやバラなど、暖色系の大きく華やかで香りが強い花

・ストレスを感じた時はスイートピーやチューリップなど、パステルカラーの花

など、好みのお花を上手に生活に取り入れて、リフレッシュしてください!

 

●コツその5・日本語を使う!

いくら外国語が堪能であっても、やはり母国語でのコミュニケーションは落ち着くものです。現地に日本人がいない場合は、TwitterやFacebookを活用するのも手。また、お気に入りの邦楽を大声で歌ってみると、ストレス発散できるかも!?

 

自分に合ったストレス解消法を見つければ、海外生活が一段と楽しくなるはずです。日本のストレス社会でがんばるあなたも、ぜひ参考にしてみてくださいね。


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