毎日Eトレ!【167】CrashとCrush
の違い、間違えないで使い分けできる?
どんな違いがある?
今回のテーマは、CrashとCrushの違い。aとuの一文字違いだし、意味も何となく似てるし、間違えやすいんですが、意味は違います。何がどう違うのか確認しておきましょう。
衝突する、壊す
Crash
潰れる、砕ける
Crush
解説
crashもcrushも、日常会話では動詞として使われることが多いですが、日本語で発音するとクラッシュとなり、また意味も似ているので使い分けに混乱してしまうこともあります。
まずは会話例を見てみましょう。
The car crashed into the wall and the driver got injured.
車が壁に衝突して、運転手がケガをしたんだよ
➡テレビや映画で目にする「カークラッシュ」はcrash「衝突」を使い、例えばウイスキーを飲む時に入れるクラッシュアイスにはcrush「潰れた」を使います。
Did you hear something crashing in the kitchen?
The kids are playing there, so maybe they crashed something into pieces.
ま今台所で何かが壊れたの聞こえた?
子ども達が遊んでるから、何か粉々に壊したかもしれない
➡cashは対象物がA地点からB地点に向かって突っ込んでグシャっとなりますが、crushはA地点からB地点に移動するのではなく、その場でグシャっとなるイメージです。
Crush this soda can and put it in the bin!
このソーダの缶を潰して、ゴミ箱に捨てておいて!
Hey wait, your tie looks crushed so it’s better that you change your tie.
ちょっと待って、そのネクタイシワくちゃだから、替えていった方がいいよ
➡crush「潰れた」と聞くと、何か硬いものが壊れたり潰れたりと連想しますが、上記のネクタイのように、Crush this paper.「紙をくしゃくしゃにする」などと柔らかいものにも使えます。
ふたつの単語を組み合わせて、Crush this crashed car.「衝突し(て使えなくなっ)たこの車を潰す」というように考えると少し違いが見えてきませんか?
ライタープロフィール●Cinnamon Roll
高校で米国へ留学し、外語大で英語を専攻。卒業後に日本のメーカーで海外営業を担当し、その後外資系メーカーでキャリアを積み、現在は語学研修コンサルタントとして活動。これまでの経験を生かし、日常英語に加え、グローバルビジネスでも通用する英語も少しずつ紹介していきます。