Game On Englishに参加の高校生が
憧れのハリケーンズの選手に英語で質問
ハリケーンズの選手に関東高校
スーパーリーグの精鋭がインタビュー
ニュージーランドや日本など、5カ国から合計18のラグビーチームが参加する、国際リーグ戦の「スーパーラグビー」。そのスーパーラグビー2016年の王者ハリケーンズが日本で開催された試合のため来日し、ニュージーランド大使館でハリケーンズ歓迎レセプションが開催されました。
高校生を対象にニュージーランドと日本の間で始まった留学プログラム「Game On English」に参加し、現在「関東高校スーパーリーグ」で活躍する高校生のラグビー選手たちも招待されて、憧れの選手に英語でインタビューすると聞いて、さっそく取材をさせていただきました。
Game On Englishってどんなもの?
まず、Game On Englishについて知らない方のために紹介しましょう。
「Game On English」とは、ニュージーランド政府によって企画された、英語とスポーツ合体型の新しい留学プログラムです。
英語圏であり、世界有数のスポーツ大国であるニュージーランドの強みを生かし、英語の集中プログラムとラグビートレーニングのふたつの柱から構成されています。
また、ニュージーランド人家庭のホームステイ先に滞在し、地元の生活や文化を経験しながら生の英語を身につけることができます。
今回レセプションに訪れたハリケーンズの選手。左から、デイン・コールズ主将、オテレ・ブラック選手、ブラッド・シールド選手
緊張!? 3人の高校生が憧れのハリケーンズの選手に英語でインタビューした結果…?
ニュージーランド大使館にて開催されたハリケーンズ歓迎レセプションでは、ハリケーンズのアバン・リー最高経営責任者(CEO)が壇上でスピーチをしました。
その後、3人の高校生が壇上に移動して、いよいよハリケーンズの選手3人に英語でのインタビューに挑戦します。
このとき、日本代表の田中史明選手もレセプションに招かれていて、一緒に壇上へ移動しました。
英語でインタビューし、耳を傾けてくれているハリケーンズの選手と日本代表の田中選手
ブラッド・シールド選手が答えてくれました
東京高校の1年生の生徒から、デイン・コールズ主将に英語でインタビューしました。
Who is your favorite rugby player? 「好きな選手は誰ですか?」
これに対してデイン・コールズ主将は、「もちろん以前は田中選手でしたが、オールブラックスのクリスチャン・カレン選手が好きです」と、一緒に壇上にいる田中選手に笑いかけながらも答えてくれました。
続いては高校2年生からブラッド・シールド選手に英語でインタビューでしたが、ここでは通訳が入ってくれました。
「ニュージーランドにおける良いチームワークとはどんなものですか?」
ブラッド・シールド選手は、所属するハリケーンズを例に挙げて答えてくれます。
「まずリーダーシップがしっかりとられています。具体的に言うと、いつもみんなで情報共有をしてみんなで練習するようにしています。さらに各選手が一生懸命努力して、それをコーチ陣がしっかりとまとめます。」とチームワークとは何かを教えてくれました。
最後に大東文化第一高校の生徒から、オテレ・ブラック選手に英語でインタビューです。
What is special about rugby training in New Zealand? 「特別なトレーニングメニューは何ですか?」
「ハリケーンズのトレーニングのすごいところは、まずシーズン前に準備を怠らないところです。特に夏の暑い間にウェイトトレーニングを行ったり、走り込んだりする上に、シーズン中も練習を怠りません」と、ハリケーンズの練習を具体例としてあげながら、分かりやすく答えてくれました。
日本代表の田中史明選手にもインタビュー
ハリケーンズのインタビューが終わってから、ニュージーランド南島ダニーデンを本拠とするハイランダーズに所属していた日本代表の田中史明選手にも日本語でインタビューするなど、高校生たちにとっても、ラグビーファンにとっても貴重な時間になりました。
壇上から離れた高校生3人は、とっても緊張した、と口々に感想を言っていましたが、その後ハリケーンズの3人の選手にサインをもらって記念写真を撮ってもらい、リラックスしてレセプションを楽しみました。
ニュージーランドでの活動を答えてくれる田中選手